徹底して山形に密着したフリーペーパー

山形のおコメの力(チカラ)

2009年9月25日
 食欲の秋本番。山形の食の根幹をなすのは何と言ってもコメ。主力品種の「はえぬき」は食味ランキングで15年連続で最高級の特Aを獲得しているほか、今年10月からは期待の新品種「つや姫」の先行販売もスタートします。今、山形のコメに全国から熱い視線が注がれています。
山形のおコメの力(チカラ)
 「はえぬき」は平成4年(1992年)のデビュー以来、山形のコメの代名詞とも言えるトップブランド。15年連続の特Aなんて記録を持っているのは他品種では「魚沼産コシヒカリ」ぐらいで、そのおいしさは全国の食味のプロも太鼓判。
 実際の味覚ですが、ツブツブとした歯ごたえが特徴で、弾力があるわりに淡白な味なので弁当やおにぎりに最適とされます。今では有名になりましたが、コンビニのセブンイレブンで売られているおにぎりの大半に「はえぬき」が使われています。
山形のおコメの力(チカラ)
 ただ、その実力に比して全国的な知名度は今ひとつ。セブンイレブンにしても原料表示に「山形産はえぬき」とうたっていなかったり、食味評価では同等の「魚沼産コシヒカリ」に価格では大きく差をつけられていたりと、「はえぬき」は苦汁をなめさせられています。
 そんな悔しさをバネに県が足掛け10年以上かけて育成してきた新品種が「つや姫」。最大のウリは食味で、甘味や粘り、口当たりの良さなどあらゆる点で「コシヒカリ」より上という評価を得ています。
山形のおコメの力(チカラ)

 期待の「つや姫」の試験販売がいよいよ10月10日からスタートしますが、今後の課題は何といってもブランドイメージをどう確立するかに尽きます。
 庄内町のJAあまるめブランド米振興会の会長を長く務め、つや姫デビューのポスターにも登場する高梨是男さん(63)は「味は申し分ない。消費地でどういう評価がくだされるか、不安でもあり楽しみでもある」と話しています。


●炊飯器を使って もっとおいしいお米の炊き方講座●

 新米をおいしくいただくには炊飯器にもこだわりたいもの。6月に発売されたパナソニックの「スチームIHジャー炊飯器」は上下、側面からムラなく熱を伝えて炊き、保温中も水蒸気を出しながら温めるというスグレモノ。この炊飯器を使って、おいしいお米の炊き方を山形パナソニックの板垣幸治さんに教えていただきます。

(1) お米は正しく計量しましょう
 お米はカップですくったら指でさっと切ります。カップを振ったりするとお米とお米の隙間がつまって量が多くなり、炊き上がりがパサパサします。
 
(2) お米はサッと洗いましょう
 最近は精米技術が進んでいるためサッと洗うだけで充分です。1回目は表面の糠を洗い落とすためにたっぷりの水で大きくかき混ぜ、水はすぐに捨てます。あとはお米を軽くかき混ぜるようにして、2、3回水を替えて洗います。
 水を切るときはざるに上げないようにしましょう。乾燥してお米が割れてしまいます。
(3) 水道水でもおいしく炊けます
  炊くときのお水にミネラルウォーター(硬水)を使うとご飯の炊き上がりが硬くなります。水道水で十分ですが、浄水器を使って塩素を除去すればよりおいしくなります。
 
 
(4) 炊けたらご飯をほぐしましょう

 ご飯が炊けたらそのまま放置せず、すぐに釜の底からご飯をほぐします。全体の水分のムラをなくすほか、ご飯に空気が通ってフワっとします。