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《おしえて!編集長》 エコポイントって?ついでに電子マネーも

2009年8月14日
 小売業界では夏商戦本番。今年は全国的に大雨や天候不順、ここ山形でも例年のような暑さがなく、商戦はいまひとつ盛り上がらないようですが、小売業界が期待をつないでいるのが「エコポイント」なんですって。いま話題のエコポイント、編集長に聞いてみました。
《おしえて!編集長》 エコポイントって?ついでに電子マネーも

そもそもエコポイントって何なんですか?
 
 省エネ家電でポイント
 
 「政府の経済対策として5月15日から始まった制度だ。省エネのエアコン、冷蔵庫、地上デジタル放送対応テレビを買うとポイントがもらえて、そのポイントは271の商品やサービスと交換できる」

 政策評価分かれる

 「これに費やされる税金は3000億円。選挙も近いんでウカツなことは言えないけど、ポイントが貯蓄に回らない点では需要創出効果が期待できる反面、エコ家電を買ってもポイントが必ずしもエコじゃない商品やサービスに回る可能性もあるわけで、バラまきと言われれば否定しきれない。政策の評価としては難しいわな(苦笑)」

《おしえて!編集長》 エコポイントって?ついでに電子マネーも

交換できる271の商品やサービスって?

 商品券などと交換

 「詳細は『エコポイント事務局』ってところに聞くのが手っ取り早いんだけど、中心は全国百貨店共通商品券、各地の商店街などが発行する地域商品券、電子マネーなんかだ」
 「山形の場合だと、百貨店共通商品券は大沼と十字屋で使えるし、地域商品券は最上町、飯豊町、小国町の3商店街が発行してるのが対象になる」
 「電子マネーだとイオングループの『WAON(ワオン)』、セブン&アイ・ホールディングスの『nanaco(ナナコ)』と交換できる」

それでエコ家電って売れてるんですか?

 売れ行きは好調

 「山形市のケーズデンキとかヤマダ電機とかに聞いたところ、確かに5月15日以降の売れ行きはテレビを中心に好調なんだって」
 「天候不順や冷夏でエアコンの売れ行きが冴えないのは誤算らしいけど、全国的にも『景気回復の起爆剤になってる』という評価だ。来年3月末までとされた制度の延長を求める声も出てる」

 7月1ヵ月で50万件

 「実際、消費者がためたポイントの交換申請が7月1日から始まって、31日までの1カ月間で約50万件がエコポイント事務局に届いたそうだ。7月に申請した人は早ければ8月から商品やサービスを受けられる」
 「これまでは制度の下で家電業界だけが潤ってたわけだけど、これからはポイントの交換対象になっている小売業者なんかも巻き込んだ消費者争奪戦になるわけだ」

「ワオン」とか「ナナコ」は聞いたことありますけど、電子マネーって何なんですか?

 「エ〜! タエちゃん、電子マネー知らないの? スイカとか」

尾花沢が有名ですよね。大好きですけど。

 「それは西瓜だろ!、俺の言ってるのはJR東日本の『Suica』!。 (山形駅に問い合わせて)知らなかった、山形じゃスイカ使えないのかあ。じゃあ意外に電子マネー知らない人も多いかもね」

《おしえて!編集長》 エコポイントって?ついでに電子マネーも

 そもそも電子マネーとは

 「簡単に言えばカードに様々な情報を記録できるICチップが埋め込まれていて、あらかじめ一定金額を入力(チャージ)しておき、使うたびに利用額が自動的に差し引かれる仕組みだ。事前にチャージするのではなく、後で精算するクレジットカード方式のものも電子マネーに含まれる」

 熾烈な発行競争

 「現金やつり銭のやり取りが省けるし、利用料金に従ってポイントがたまるメリットもある。何より発行する側は顧客囲い込みの大きな手段と考えていて、JRなどの交通系、イオンやセブンといった流通系が入り乱れて熾烈な発行競争を繰り広げているんだ」

ふ〜ん
 
 「最近の話題はワオンの躍進。発行開始から3年と後発ながら6月にはナナコを抜いて発行枚数が1000万枚を突破した。ファミリーマートと提携したり、地域の商店街でも使えるようにしたりと攻勢をかけていて、業界では『台風の目』みたいな感じになってる」