徹底して山形に密着したフリーペーパー

<荒井幸博のシネマつれづれ> ハリー・ポッターと謎のプリンス

2009年7月24日
大ヒットシリーズの最新版
<荒井幸博のシネマつれづれ> ハリー・ポッターと謎のプリンス

 闇の帝王ヴォルデモートが復活、彼に忠誠を誓う魔女たちが人間界で傍若無人に暴れまわる。ヴォルデモートとの最終決戦が近いと悟ったホグワーツ魔法魔術学校のダンブルドア校長はハリーに戦いの準備をさせる一方、かつての同僚で若き日のヴォルデモートに魔法を教えたスラグホーン教授を招き、ヴォルデモートの秘密を解明しようとする。ハリーのライバル、ドラコはますます闇の世界へと傾いていき、1作目から怪しげなスネイプ教授は存在感をより増している——。 
 
これぞ娯楽映画!

 少年時代のヴォルデモートが優等生だったという設定が興味深く、「スター・ウォーズ」でダース・ベイダーになるアナキン・スカイウォーカーが重なる。空飛ぶ箒に乗ってのハンドボールとホッケーを併せたようなクィディッチ競技シーンはジェットコースター感覚で楽しめ、魔女との戦闘場面は手に汗握る。

<荒井幸博のシネマつれづれ> ハリー・ポッターと謎のプリンス

シリーズ興収44億ドル

 J・K・ローリング原作の大ベストセラーシリーズの第1巻「ハリー・ポッターと賢者の石」の映画化は2001年。以来07年公開の「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」まで5作が映画化され、全世界での興行収入は計44億7000万ドル(約5100億円)!。これは「007」シリーズ21作、「スター・ウォーズ」シリーズ6作品を抜いて史上最高だ。
 原作は前作の映画「不死身の騎士団」が公開された時点で発売済みなので結末を知っている人も多いと思われるが、それでも十二分に楽しめる。

成長した子役たち

 第1作からのファンはラドクリフやエマ、ルパートが勇敢に戦ったり、恋もするようになったりでわが子を見るような気持を抱くのではないか。23日はハリー・ポッター役のダニエル・ラドクリフ君の20歳の誕生日。
 「クライマックスは、ここから始まる!」のキャッチコピー通り、本作を観たらすぐにでも最終章『ハリー・ポッターと死の秘宝』が観たくなるのだが、2010年と2011年に2部作に分けて公開される予定。まだまだポッタリアンの楽しみは終わらない。


<荒井幸博のシネマつれづれ> ハリー・ポッターと謎のプリンス
荒井幸博(あらい・ゆきひろ)

1957年、山形市生まれ。シネマ・パーソナリティーとして数多くの地元メディアで活躍、映画ファンのすそ野拡大に奮闘中。