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アカデミー賞「おくりびと」 ロケ地に観光客殺到

2009年3月13日
 酒田市を中心に庄内各地でロケが行われた「おくりびと」が昨年の映画賞を総ナメにし、2月22日には米アカデミー賞の外国語映画賞に輝いたことで、ロケ地を訪れる観光客が急増している。
アカデミー賞「おくりびと」 ロケ地に観光客殺到

 中でも人気を集めているのが、本木雅弘演じる主人公が門を叩く「NKエージェント」の社屋に使われた旧割烹料理店「小幡」。昭和元年ごろに完成した建物で、和風の建物に3階立ての洋風の建物が併設されており、映画に登場する洋風の建物は戦後、カフェやダンスホールとして活用されていたという。
 鶴乃湯のお母さん(吉行和子)の納棺シーンや、植物だらけの社長(山崎努)の部屋のシーンもここで撮影されており、映画各賞の受賞をきっかけに周辺の駐車場には連日、県外ナンバーの車が大挙して押し寄せている。
 にわかに脚光を浴びる「小幡」を保存しようと、撮影に協力したNPO・酒田ロケーションボックスや地元の自治会関係者などが「保存活用する会」の結成に動き出すなど、「おくりびと」効果は多方面に広がりつつある。