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3月3日は「耳の日」/知っていますか 自分の耳のこと

2009年2月27日
渡辺知緒(ともお)先生(山形大学医学部 情報構造統御学講座耳鼻咽喉・頭頚部外科学分野)

 3月3日は「耳の日」です。耳のお悩みを抱えている人も少なくないでしょう。 

 耳の聞こえが悪い事を難聴といいますが、難聴にはいろいろな原因があります。耳カス、中耳炎、加齢……。その原因によって聞こえ方に違いが出てきます。

3月3日は「耳の日」/知っていますか 自分の耳のこと

 耳カスや中耳炎なら基本的に音が大きければはっきりと聞こえます。また耳カスは取り除けばすみますし、中耳炎も手術によって聞こえが良くなる可能性があります。

 ところが加齢現象は音を大きくしただけでははっきりと聞こえません。耳カスや中耳炎は音を感じる受け皿(内耳や聴神経)が正常なのに対し、加齢現象の場合は受け皿が傷んでいるのです。加齢現象の場合は手術では治せません。
 その場合は補聴器を使うことになりますが、メガネを購入する時に視力検査が必要なように、補聴器も購入する時も耳の聞こえに合わせる必要があります。
 最初はうまく合わなくても何回か調節すれば聞こえがよくなることもあります。ただ補聴器にも限界はあり、音を感じる受け皿の加齢変化が治るわけではありません。
 
 難聴を感じたらまずは医師に相談してみることです。中には治る難聴もありますし、補聴器でもっと聞こえるようになることもあります。
 補聴器は日進月歩。最近の補聴器には会話の聞き取りを良くするために様々な機能が備わっているものがあります。
 小さな音はハッキリ、大きな音はやさしく調節する機能や、騒音や不快な衝撃音を自動的に抑え、会話音を浮き出させる機能もあります。悩んでいないでまずは相談を。

「耳の日の無料相談」のお知らせ

◆日時:平成21年3月3日(火) 午後2〜5時(受付4時まで)
◆会場:山形県福祉相談センター1F会議室
     (山形市十日町1丁目6−6 Tel:023−622−2543)