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《おしえて!編集長》 ~「山形97号」 名称 県民投票スタート~

2008年12月26日
 2010年の秋にデビューする山形県産米の新品種「山形97号」の正式名称を決める県民投票が19日から始まりました。全国から寄せられた約3万4000点の中から絞り込んだ7点のうち、最もふさわしいと思う名称を選んで欲しいんですって。

7点からなんですけど。

 「五十音順で『一の穂』『おしんちゃん』『千年の穂』『つや姫』『出羽穂の香』『めでためでた』『山形97号』ですか。当選した人の中から抽選で30人に山形97号5キロがプレゼントされる」
 「今の主力品種『はえぬき』は品質では最高級の魚沼産コシヒカリに次ぐ評価を得てるんだけど、価格では大きく差がつけられてる。この原因の一つがネーミングにもあるとされていて、それだけ今回の県民投票にかける関係者の期待は大きいわけだ」

《おしえて!編集長》 ~「山形97号」 名称 県民投票スタート~

山形97号って、すごいお米なんですよね。

 「10月から11月にかけて県内外で多くの人に試食してもらった結果、『つやがある』『甘くて香りがいい』『粘りがある』『冷めてもおいしい』といった声が多かった。あと草丈が短いから倒伏しにくく、おまけに病虫害にも強い。これは作る側にとっても大きなメリットになる」

なんだか「いいことづくめ」みたいですが…。

 「逆に言えば、そのあたりが一番の問題かもね。というのも米価の下落で県内農家はどこも苦しくて、『山形97号に転換すれば救われる』といったムードがある。だけど安易に作っちゃうと供給過剰になるし、品質だって保てなくなる」
 「だから有機栽培とか特別栽培とかに限定し、生産者も登録制にしようという機運になってる。消費者から信頼されるために高めのハードルが設定され、農家にとっては栽培マニュアルに基づく高度な生産が求められることになりそうだ」

一口に「ブランド化」ってい言っても、道のりは平坦ではないんですね。