女性管理職割合は7.9% 県内企業、前回、前々回を下回る/帝国データバンク調べ
2022年11月25日
帝国データバンク山形支店が県内企業を対象に実施した調査で、管理職に占める女性の割合は平均7.9%と、過去最高だった前回調査の9.4%、前々回調査の8.7%を下回ったことが分かった。政府目標の「女性管理職30%」に遠く及ばず、30%を超える県内企業は8.5%にとどまっている。

調査は7月に県内企業277社を対象に実施した。有効回答企業数は142社。
女性管理職の割合を規模別にみると、「中小企業」が8.4%でトップ、「小規模企業」が7.4%、「大企業」が3.4%で、大企業の女性管理職割合が最も少ない結果となった。
業種別では「小売」が17%でトップ、次いで「サービス」の12.2%、「卸売」の9.5%が上位に並んだ。一方で「製造」「農・林・水産」など6業種が全体を下回った。
女性管理職が30%を超えている企業を規模別にみると、最も多いのがやはり中小企業で9.5%。小売、サービス、卸売が上位を占め、農・林・水産、金融などは0%だった。
女性の活躍躍進のために行っている施策を聞いたところ、「性別に関わらず成果で評価」(62%)、「育児・介護休業を取りやすくする」(47.9%)、「性別に関わらず配置・配属」(38%)などが目立った。