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コツを知ったら毎日楽しい 家事ラク講座《14》秋のエアコン掃除

2022年9月23日
 暑さも落ち着き、活動しやすくなる秋は衣類や電化製品の入れ替えシーズンで、お掃除をするのにも絶好のタイミングと言えるでしょう。
コツを知ったら毎日楽しい 家事ラク講座《14》秋のエアコン掃除

 秋こそエアコン掃除 

 中でもタイミングを逃さないで欲しいのがエアコン。残暑が厳しく、その後は一気に冬に突入する感のある山形では、冷房を使わなくなったらすぐにお掃除をして、暖房前にリセットを。
 なぜなら、夏に冷房を使い続けたエアコンの内部は結露で湿った状態で、そのまま放置すればカビやダニの温床に。寒くなって暖房をつけた途端、臭い温風が出てきて、部屋中にカビをまき散らすことになりかねません。

コツを知ったら毎日楽しい 家事ラク講座《14》秋のエアコン掃除

 内部はカビの温床 

 そもそもエアコンの冷房は室内の暑い空気を取り込んで熱交換器で冷却し、冷たくなった空気を室内に送り返しています。この時、熱交換器の周りに水滴が発生し(結露)、ドレンホースで排出されますが、一定量が水受け皿に残ります。
 また冷房中は冷たいエアコン内部も、冷房を切った後は温度が上昇。そこに湿度60~80%、温度20~30度の条件が揃うと、エアコンが取り込んだ空気中のカビ(胞子)が、ホコリやハウスダストを「栄養(汚れ)」にしてどんどん繁殖するのです。

 お掃除とカビ対策を 

 カビが発生する大元は熱交換器や送風ファン、水受け皿などエアコンの内部ですが、冷風にのって、外部の吹き出し口やルーバーなどでも繁殖します。
 残念ながら内部で発生してしまったカビのお掃除は、分解作業が必要になるので専門業者に依頼するのが安心ですが、「もう冷房は使わないな」と思ったら、すぐに自分でできるお掃除とカビ対策のコツをご紹介しましょう。

コツを知ったら毎日楽しい 家事ラク講座《14》秋のエアコン掃除
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①外部の拭き掃除
 まずはエアコンの電源プラグを抜きます。吸込口のある上部やフロントパネルの表裏などの外部のホコリを、ハンディモップで静かに拭い取り、続いて固く絞った雑巾で水拭きします。
 吹き出し口やルーバーは、手で無理なく動かせる範囲を。黒いポツポツ(カビ)があれば中性洗剤を使い、必ず水拭きで2度拭きをして洗剤と水分が残らないように。
コツを知ったら毎日楽しい 家事ラク講座《14》秋のエアコン掃除

②フィルターの掃除
 フロントパネルを開けてフィルターを取り外します。まずはホコリを掃除機で吸い取り、シャワーの水圧や柔らかいブラシなどを使って水洗い、陰干しし、必ず完全に乾いてから戻します。
 フィルターは普段からお掃除の習慣を。毎日冷房を使う場合は2週間に1回のペースが理想です。なお、フィルターの自動掃除機能付きエアコンもありますが、ホコリやゴミはダストボックスに溜まる仕組みなので、お手入れを忘れずに。

③内部を乾燥
 ①②を終えたら電源を入れ、リモコンの「送風」のボタンで、半日程度かけてエアコン内部をしっかり乾かします。
 なお、出来れば夏の期間も、冷房を使った都度、1~2時間程度、内部を乾燥させるのがべスト。メーカーによっては自動的にエアコン内部を乾燥してくれる「内部クリーン」「内部乾燥」というボタンもあります。
 なお、これらのボタンがない場合は、冷房を31度の設定で使用すれば代用運転になります。
コツを知ったら毎日楽しい 家事ラク講座《14》秋のエアコン掃除
     ◆     ◆

 お掃除の際は自宅のエアコンの説明書をよく読み、機能やお手入れ方法を確認して下さい。


きらめくお部屋をご提案するキラリスト BIBI(ビビ)
☆日本家事代行協会認定アドバイザー
☆ハウスキーピング協会認定
 整理収納アドバイザー、クリンネスト