徹底して山形に密着したフリーペーパー

Let´s know 脳!/夏の頭痛

2022年7月8日
 梅雨も明けて山形の暑い夏がやってきました。今回は夏場の頭痛の要因とその対処法についてお話しましょう。

脱水による頭痛

 この時期に最も多いのが「脱水による頭痛」です。頭が痛くなった時に頭痛薬を飲む方は多いと思いますが、市販の頭痛薬には血圧を下げる作用があります。脱水症状による頭痛の時に薬を飲むと血圧がさらに下がり、意識がもうろうとする状態になる危険性があります。頭痛薬を飲む際は十分に水分を補給するように心がけてください。
 熱中症対策のうえでも状況に応じてマスクを外す、こまめな水分補給をお忘れなく。

緊張型頭痛

 エアコンなどで体が冷えると筋肉が収縮して血流が悪くなり、肩周りや首のこりが助長され「緊張型頭痛」が引き起こされます。
 就寝時のエアコンは28度前後で、体がだるくならない温度をご自身で探すことが大切です。

片頭痛

 涼しい室内から高温の屋外に出た時の気温差で「片頭痛」が起こりやすくなります。特にプールや海水浴からの帰り道などは要注意です。
 エアコンの温度を少し上げ、体に直接風があたらないようにするなど冷え過ぎないような注意が必要です。温度調節しやすい衣服を着るといったひと工夫もお勧めです。

Let´s know 脳!/夏の頭痛

センサーが誤作動?

 夏の日差しを受けすぎると、脳にある光を感じるセンサーが〝興奮〟してしまい、頭痛を引き起こしてしまうことがあります。特に片頭痛持ちの方は要注意です。
 予防法としては帽子や日傘を使用したり、サングラスの着用が有効です。頭痛が起こってしまった時には、首の横を冷やしながら、暗くて静かな部屋で安静に休みましょう。
 自分の頭痛のタイプを見極め、暑い夏を乗り切りましょう。

Let´s know 脳!/夏の頭痛
210611
TFメディカル 嶋北 内科・脳神経外科クリニック 医師
佐藤 篤
(さとう・あつし)2002年山形大学医学部卒業。山大医学部附属病院、山形済生病院、済生館病院などを経て現職。日本脳神経外科学会認定脳神経外科専門医。医学博士。