山形県副知事 荒木 由季子 氏
山形の豊富な魅力
PRに工夫して全国発信
――ボク、経産省には友達が大勢いて、3歳下の車田(注・車田直和ドットコモディティ社長)なんか特に仲よかったんだけど、彼と同期入省なんですね。
花(?)の58 年入省組
「彼とは大学のテニスサークルでも1年から4年までいっしょでした。前の奥さんも知ってますし(苦笑)」
――霞ヶ関、離婚多いからね(苦笑)。でも、ということは村上クン(注・村上世彰村上ファンド前代表)も同期だ。
「世間を騒がせてますけど、彼は基本的にすごく同期を大切にする人。彼の家で同期会をやったこともあるんですよ」
――そして山形県副知事と、58年組は有為な人材を輩出してるわけだ(苦笑)
東京を離れるのは初めて
「海外留学を除いて東京以外で暮らしたり、仕事をするのは初めて。だから他の道府県との比較はできませんが、7月に着任して率直な感想は住みやすいということ。緑が多いし、水がおいしい。何度か東京と山形を往復しましたが、山形に来るとホッとします(笑)」
「あと気がついたのは人間が真面目。県庁の職員の方も堅実に、コツコツと仕事をこなしていくタイプが多くて、調べ物を頼んだりすると関係書類が山のように届きます。だから最近はあんまり頼み事をしないように心がけてます(笑)」
バード、おしん頼みは?
――逆に課題とか、ここ何とかした方がいいとか思うことって?
「やはりPRのやり方でしょうか。ほとんどの人が『PR下手』を自認していて、それに甘んじているようなムードがある。それに対して『PR上手になろう』という論議が一方でありますが、下手な人にいきなり上手になれといっても難しい。それよりも県外の人に山形の魅力を知ってもらい、PRしてもらうのが早道だと思います」
「県外の人といっても十年一日のようにイザベラ・バード(注・英国の女性旅行家。置賜地方を旅して東洋のアルカディアと呼んだ)を引っ張り出してくるのはどうかと……。バードなんて普通の人、知りませんよね。それに『おしん』も知らない世代が増えてきています。大事なのは今の人ですよ」
自分の色出したい
――前任の後藤靖子さんは任期半ばでした。
「いろんな方から言われるんですが、タイプが違うみたいですね。私はあまり後先を考えない楽天家。そんな自分の色を出しながら山形のために微力を尽くしたいと思っています」
