徹底して山形に密着したフリーペーパー

ヤマザワ 山澤会長の代表権〝剥奪〟/取締役9対1で決議

2019年3月8日
 食品スーパーで県内最大のヤマザワ(山形市、古山利昭社長)は2月20日、創業者の山澤進会長(89、写真)を代表取締役から解任したと発表した。理由について同社では「高齢により代表取締役として適切な職務遂行が困難なため」と説明している。事実上の代表権剥奪(はくだつ)で、同氏は同日付で代表権のない取締役会長になった。
ヤマザワ 山澤会長の代表権〝剥奪〟/取締役9対1で決議

 関係者によれば、決めたのは同日に開いた取締役会で、代表解任の緊急動議が提出され、全11人の取締役のうち、山澤氏を除き賛成9人、反対1人で可決された。同氏の実子である廣ヤマザワ薬品社長、上畑日登美同専務も賛成したという。反対したのは森谷亮一人事教育部長とみられる。
 この結果、代表権は同氏の娘婿で山形銀行出身の古山社長1人が持つことになった。古山氏のほか、取締役には山銀出身の2人が名を連ねている。
 山澤氏は山形市出身。1952年(昭和27年)に東根市神町で薬局を創業、翌年には山形市七日町に2号店を構えた。62年にヤマザワを設立して山形駅前通りに県内初の食品スーパーを開業し、以来、県内に43店、宮城県に22店を展開する企業に育て上げた。94年には株式上場を果たし、2007年に社長を退いてからも実力会長として君臨してきた。