徹底して山形に密着したフリーペーパー

税金のABC/(107)確定申告、スマホ対応へ

2019年2月22日
 2~3月は確定申告のシーズン。今年から電子申告・納税システム「e-Tax」の使い勝手がよくなったのをご存知ですか?限定的ではありますが、スマホの利用も可能になりました。

e-Tax、普及に遅れ

 経験したことのある人ならお分かりの通り、この時期の税務署は込み合います。それを避けるため国税庁が2004年から始めたのがe-Taxですが、利用するにはマイナンバーカードを取得し、カード情報を読み取るためのカードリーダーが必要でした。
 また利用はパソコンに限られていたこともあり、普及率は54%に止まっているのが実情です。

税金のABC/(107)確定申告、スマホ対応へ

ID・パスワード方式

 こうした課題を解消しようと、1月からは「ID・パスワード方式」が新たに加わりました。IDとパスワードを取得するには税務署に出向いて運転免許証などの本人確認を受ける必要がありますが、マイナンバーカードは不要。
 税務署のほか、マイナンバーカードとカードリーダーがあれば自宅から利用開始届出書を送信することでIDとパスワードを入手できます。

スマホ申告も可能に

 このID・パスワード方式を利用すれば、スマホやタブレット端末による確定申告も可能になりました。源泉徴収票などの添付書類は自宅で保管する必要はありますが、提出は不要です。 
 注意点もあります。すべての申告手続きができるわけではなく、年末調整済みの給与所得者(1カ所からの支払いのみ)が行う還付申告に限られます。
 例えば、医療費控除やふるさと納税などの寄附金控除などです。

国税庁の狙いは?

 国税庁は今後もe-Taxの利便性を高めていく方針と伝えられています。新聞などによれば、カードリーダーを使わず、スマホにマイナンバーカードをかざすだけで本人確認をして申告できるシステムの本格導入を検討しているとか。


税金のABC/(107)確定申告、スマホ対応へ
柴田
税理士法人 あさひ会計
税理士 柴田 律子