徹底して山形に密着したフリーペーパー

山形の誇り/Jリーグも格差社会に!?

2019年1月11日
 明けましておめでとうございます。今年も〝山形の誇り〟モンテディオ山形に関して熱いメッセージを発信していきますので、どうぞよろしくお願いします。

 年明け早々、ビッグニュースが飛び込んできました。1月5日のスポニチアネックスによれば、MF安西海斗(20)がポルトガル1部ブラガに移籍するというのです。
 安西は昨季、リーグ戦出場は15試合にとどまったものの、天皇杯では5試合中4試合にスタメン出場し、準決勝進出に貢献しました。ここでの活躍がブラガの目にとまったのでしょうか。
 安西は柏からのレンタルで、20年東京五輪世代の〝隠れ逸材〟と評されていましたが、移籍が事実ならモンテの育成が評価されたといっていいでしょう。山形から世界へ羽ばたいていって欲しいものです。

山形の誇り/Jリーグも格差社会に!?

 移籍といえば、昨季活躍した選手が次々とJ1チームへと引き抜かれていきました。天皇杯準々決勝で圧巻のドリブルを見せつけたMF汰木康也は浦和へ、同じく天皇杯FC東京戦でPK戦を制したGK児玉剛はそのままFC東京へ、攻撃の要でチーム得点王のMF小林成豪は大分へ。
 去年はMF鈴木雄斗が川崎に移籍。チームになじみ、戦力として期待していた選手が他チームに取られるのは痛いです。

 心配なのは、こうした引き抜きが加速しそうなことです。その背景にあるのが〝ダゾーン・マネー〟の存在です。
 ダゾーンとはイギリスの動画配信会社パフォーム社が運営するサービスで、パフォームは2016年にJリーグと10年2100億円で放送契約を結びました。それ以前のスカパーとの放送契約は1年50億でしたのでまさにケタ違いです。
 そこで得た潤沢な資金を原資に、Jリーグは上位4チームに成績に応じて賞金を配分するようになったのです。
 これまでJリーグはどこが優勝するか分からないところに面白さがありましたが、今後は強いチームはさらに強く、弱いチームは移籍の草刈場になって、格差社会に突入するかもしれません。

山形の誇り/Jリーグも格差社会に!?
藤倉 晶(ふじくら・あきら)

1975年南陽市生まれ。96年からモンテ応援団体「クラージュ」に参加、応援リーダーや会長を務める。現在はゴール裏応援団体連合「ULTORAS ACMY」代表。