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Let´s know 脳!/カフェインと睡眠

2019年1月11日
 今回はコーヒーなどに含まれるカフェインと睡眠の2つが頭痛を引き起こすケースがあるというお話です。

カフェイン離脱頭痛

 カフェインはコーヒーにとどまらず緑茶、コーラ、栄養ドリンク、市販薬などに幅広く含まれています。いわば現代人は知らず知らずのうちにカフェインを大量に摂取しているのです。
 そうすると脳は「カフェインが体にあることが普通」と認識するようになり、カフェイン切れになった時に脳血管が拡張して頭痛が起きてしまうことがあります。これは最新の国際頭痛分類でも「カフェイン離脱頭痛」と定義されています。
 予防法としては代表的なコーヒーに限って恐縮ですが、1日に飲む量は2杯までにとどめるのが賢明でしょう。

Let´s know 脳!/カフェインと睡眠

寝すぎも頭痛原因に

 「寝すぎた時に頭痛がする」というケースもあります。「寝不足で頭痛」なら万人に理解されるでしょうが、片頭痛持ちの人ではカフェイン離脱頭痛と同様、寝すぎると脳血管が拡張して頭痛を生じやすくなるのです。
 特に休日など「寝だめ」したくなる気持ちも分かりますが、大切なのは規則正しい生活をすることです。毎日同じ時間に起き、同じ時間に寝ることが頭痛を引き起こさないポイントです。

カフェインナップ?

 どうしても寝不足を解消したい時はコーヒーメーカーのダイドードリンコ(大阪市)が提唱している「カフェインナップ」を試してみては?
 カフェインの覚醒作用が飲んでから20~30分後に現れることに着目、休み時間にコーヒーなどを飲んでから20~30分ほど昼寝するとすっきりとした寝覚めが得られるとか。

ガマンは禁物

 それでも頭痛に襲われた時はガマンせず、自分に合った痛み止めや頭痛薬を使うようにしましょう。


Let´s know 脳!/カフェインと睡眠
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TFメディカル 嶋北 内科・脳神経外科クリニック 医師
佐藤 篤
プロフィール
(さとう・あつし)2002年山形大学医学部卒業。山大医学部附属病院、山形済生病院、済生館病院などを経て現職。日本脳神経外科学会認定脳神経外科専門医。医学博士。