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Let's know 脳!/緊張型頭痛

2018年11月9日
 今回は慢性頭痛の中で最も多い「緊張型頭痛」のお話です。

原因はストレス

 緊張型頭痛の症状は後頭部から首筋にかけての圧迫感、頭重感がいつとはなしに始まり、だらだらと持続します。原因は精神的・身体的ストレスの両方とされています。
 精神的ストレスとしては仕事における緊張や不安、身体的なストレスとしては、姿勢の異常などによる首や頭のまわりの筋肉の過剰な緊張などがあげられます。この中には1日中コンピュータに向かっていることや、寝る際に枕が高すぎることなども含まれます。

Let's know 脳!/緊張型頭痛

大別して2タイプ

 緊張型頭痛は子どもから高齢者まで幅広い年齢層にみられますが、大別すると、時々頭痛がするタイプ(反復性緊張型頭痛)と月15日以上頭痛が起きるタイプ(慢性緊張型頭痛)とがあります。
 反復性緊張型頭痛の多くは頭痛が起こった時に適度に体を動かして筋肉をほぐしたり、マッサージや入浴によって改善します。

厄介な慢性緊張型

 一方で、注意が必要なのは慢性緊張型頭痛で、問題がないと思われるような刺激でも頭痛が起きてしまいます。痛いからといって毎日のように鎮痛薬を飲むことにより薬物乱用頭痛を起こすことがあるので、注意が必要です。

治療が難しいことも

 緊張型頭痛は症状が軽いケースが多いため、片頭痛よりも病院を受診する人は少数派です。適度な運動で自分で改善する人が多いと思われますが、一方で慢性緊張型頭痛になってしまうと片頭痛の患者さんよりも治療に難渋することが多いのも事実で、早めの対処が大切です。
 月10日以上の頭痛がある方などは頭痛がない日でも構いませんので、お近くの頭痛外来を受診することをお勧めします。


Let's know 脳!/緊張型頭痛
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TFメディカル 嶋北 内科・脳神経外科クリニック 医師
佐藤 篤
プロフィール
(さとう・あつし)2002年山形大学医学部卒業。山大医学部附属病院、山形済生病院、済生館病院などを経て現職。日本脳神経外科学会認定脳神経外科専門医。医学博士。