徹底して山形に密着したフリーペーパー

クリエイト礼文 代表取締役CEO 渡辺 晃さん

2018年10月26日
渡辺 晃(わたなべ・あきら) 1955年(昭和30年)山形市生まれ。山形南高から法政大経済学部へ。同大卒後、不動産鑑定士の2次試験に合格して帰郷、地元の不動産鑑定事務所に就職。2年間の実務を経て26歳で独立、自宅で不動産鑑定事務所を開業。90年に住宅・不動産業のクリエイト礼文(山形市)を設立、ローコスト住宅「UNITE(ユニテ)」を核に急成長を続けている。9月、家づくりのコツを記した「100年使える『箱の家』をつくる」を出版。63歳。
クリエイト礼文 代表取締役CEO 渡辺 晃さん

「ユニテハウス」で業界を席巻
   さらなる高みを目指します

――法政大学「花の昭和49年組」ですね。

遊びと勉学を両立

 「江川卓は同学年です。私は高校時代はサッカー部でセンターフォワード。大学では部活動はせず、ほとんどアルバイトとウインドサーフィンに明け暮れてました」
――当時、サーフィンやってるってだけで女の子にモテましたもんね。
 「学生運動が盛んで授業も休講が多かったから、もっぱら湘南に通いつめて。バブル期に湘南を舞台にした『稲村ジェーン』『波の数だけ抱きしめて』といった映画がありましたよね、ああいう世界にドップリ」
――はい、はい(苦笑)
 「3年までは遊んでばかりでしたが、4年から不動産鑑定士を目指して猛勉強。3月に卒業して7月に合格しました」
――司法試験、公認会計士試験と並ぶ難関の試験を一発で!?ますますムカつくなあ(苦笑)

仲間3人で創業

 「でも資格を生かそうと山形に帰っても、不動産鑑定士なんて年間1億5000万円の仕事を巡るシェア争い。これは食っていけないと1990年、仲間3人と100万円ずつ出し合って今の会社を作ったわけですよ」
 「最初は不動産の仲介や賃貸が主力でしたが、現在は独自開発したローコスト住宅『ユニテハウス』の販売が全体の8割。ユニテは1戸当たり1200万円が中心価格帯で、月々のローン返済額はアパートの賃料と変わらないのが特徴です」
 「直営とフランチャイズチェーン(FC)を合わせた着工戸数は年間約500棟。9年連続で県内1位で、東北全体でも1位じゃないかな」
――さらに高みを目指されていると伺いました。

10年後に利益10倍に

 「前期の売上高は64億円、経常利益は3億円。10年後の経常利益目標を50億円に定めています。そのためにユニテより割安な1戸960万円の新シリーズを投入、FC展開も加速させる。残業なしでも給与が変わらない〝働き方改革〟を導入するなど、布石も打っています」
――普通なら大風呂敷に聞こえますけど。
 「QOL(生活の質)を高める住宅を提案していけば必ず目標は達成できると思う。不動産鑑定士試験の時もそうでしたが、私は無理な目標は立てませんから(笑)」
――渡辺さんが言うと説得力ありますもんね。
 「山形1位や東北1位で満足することなく、目指すからには日本でオンリーワンがいいですね」

ちょい悪オヤジ?

――ジャン・レノに似てるって言われません?
 「そうですか」
――ちょい悪オヤジっぽいですねえ(苦笑)