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税金のABC/(103)たばこ税

2018年10月26日
 たばこの小売価格が10月1日から一斉に値上がりしましたよね。これはたばこ税が同日から8年ぶりに引き上げられたことによるものです。

1箱10~100円値上がり

 紙巻きたばこの場合、〝増税〟は1本当たり1円。たばこ会社の販売戦略もあり、増税分がそのまま上乗せされるわけではありませんが、小売価格は1箱当たり10~100円値上がりしています。

税金のABC/(103)たばこ税

約60%が税金

 たばこの価格には(1)国たばこ税(2)地方たばこ税(3)たばこ特別税(4)消費税――が含まれており、価格の約60%が税金になります。
 ビール(47%)やウィスキー(25%)、ガソリン(49%)や灯油(10%)などと比べても税負担率は高い水準です。

段階的に引き上げ

 たばこへの増税はこれで終わりではありません。
 来年は消費税率の引き上げが予定されているのでたばこ税は据え置かれますが、第2段階が2020年10月に、第3段階が2021年10月に、いずれも1本当たり1円引き上げられることが決まっています。
 最終的には1本当たり3円の増税になるわけです。

加熱式も対象に

 なお「アイコス」「プルーム・テック」「グロー」といった加熱式たばこの税率は紙巻きたばこの1~8割程度と安く抑えられてきましたが、今回は初めて増税の対象になり、これから5年がかりで7~9割程度に引き上げられる見通しです。

マナーを守って喫煙を

 たばこの税収は年間約2兆円で、国や地方自治体にとって貴重な財源の一つになっています。たばこは身体に悪いとされていることや、受動喫煙が社会問題化していることなどからも増税の対象になりやすいのは事実ですが、嗜好品としてなくなることはないでしょう。
 喫煙者の方々にはマナーを守って嗜(たしな)んでいただきたいものです。


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税理士法人 あさひ会計
税理士 髙橋 克徳