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山形の誇り/昇格遠のく引き分け

2018年10月12日
 7日のアウェー町田戦は0―0の引き分け。通算成績は13勝12分け11敗、プレーオフ(PO)圏内の6位との差は9のままで、J1昇格が遠のく結果に終わりました。
 山形の誇り/昇格遠のく引き分け

 現在3位の町田を率いるのはモンテでコーチも務めた相馬直樹監督、エースのFW中島裕希は3年前までモンテで活躍していました。一方、モンテDFの松本怜大の古巣は町田で、ちょっとした〝因縁対決〟でした。
 結果は悔いが残りますが、この日のモンテは随所に闘志を感じさせるプレーを見せました。前へ前へと仕掛け、人数をかけてのカウンターと、少なくとも前節の松本戦と違って90分間闘う姿勢がうかがえました。ただ枠内シュートは2本と、決定的な場面は作れませんでしたが…。
 勝たなければ勝ち点差は詰まりませんが、この日のプレーからは諦めない気持ちが見えました。サポーターも最後まで諦めませんよ!

 町田に関してはビッグニュースが飛び込んできました。インターネット広告大手で、ネットテレビ「アベマTV」の運営でも知られるサイバーエージェントが町田の株式の80%を約11億4800万円で取得したというのです。
 町田はスタジアム収容人数や練習施設などがJ1基準を満たしていません。優勝争いをしているにもかかわらず、仮に今季優勝してもJ1に昇格できませんが、サイバー社の藤田晋社長は記者会見で「町田のJ1ライセンス獲得に向け環境整備を来年までに着手する」と明言しています。

 サイバー社といえば、J1のサガン鳥栖の大口スポンサーであるCygames(サイゲームス)もグループ企業です。サイゲームスが鳥栖から撤退し、サイバーグループ全体として町田を支援するという見方もあるようです。
 サイバー社を上回るIT企業、楽天がJ1のヴィッセル神戸の全株式を保有し、今季、推定年棒32億円でMFイニエスタを獲得したのは皆さんもご存知のはず。  Jリーグは何やら大変な時代に入ってきたようです。


 山形の誇り/昇格遠のく引き分け
藤倉 晶(ふじくら・あきら)

1975年南陽市生まれ。96年からモンテ応援団体「クラージュ」に参加、応援リーダーや会長を務める。現在はゴール裏応援団体連合「ULTORAS ACMY」代表。