徹底して山形に密着したフリーペーパー

ブロードキャスター ピーター・バラカンさん

2018年10月12日
ピーター・バラカン 1951年、ロンドンでユダヤ系ポーランド人の父と、イギリス人とミャンマー人を両親に持つ母との間に生まれる。ロンドン大学日本語学科を卒業後、レコード店勤務を経て74年に来日、東京の音楽出版会社で働く。その後独立し、音楽に関する豊富な知識と流暢な日本語を生かしてラジオやテレビでDJ、司会などを幅広く務め、良質な音楽を紹介し続けているほか、時事問題にも鋭いメッセージを発信している。自ら名乗る「ブロードキャスター」は放送媒体で表現活動する人を意味する英語。日本人の奥さんを持ち、子ども2人は独立して現在は東京で夫婦2人暮らし。67歳。
ブロードキャスター ピーター・バラカンさん

音楽以外に時事問題にも言及
  生まれながら「出る杭」ですから

――山形にはよくいらっしゃるんですか? 

定期的に山形に

 「ボクが選んだミュージシャンで構成する『ライブ・マジック』というコンサートを4年前から東京でやっていて、2年前にシベールさんから『山形でもやって欲しい』と誘ってもらったのが縁で毎年この時期にお邪魔してます。3回目になる今年の山形でのコンサートは10月22日です」
 「それ以外にも山形には何度か。諸外国に向け日本の文化を紹介する衛星放送番組のホスト役として、新庄に行った時は雪がテーマだったかな、米沢に行った時は米づくりを紹介しました」

ビートルズに影響され

――音楽の世界に入られたきっかけって?
 「ロンドンで生まれ育ったボクらの世代は、みんなビートルズの影響をメチャメチャ受けましたから。当時の仲間もかなりがミュージシャンになったり、音楽関係の仕事に就いたり」
 「ボクも最初に勤めたのがレコード店。何のために大学で日本語を勉強したのかってね(笑)。でも結果的に日本に来て進むべき道ができた」
――バラカンさんが世界の音楽を紹介してくれる「ザ・ポッパーズMTV」、毎回見てました。
 「ありがとう。もう35年も前になりますかね」

自分の意見は言いたい

――リベラルな立場からいろんな時事問題にも積極的に発言されて。
 「周りで起きていることに誰でも意見はあるはず。ボクは特定の支持政党はないし、おかしいと感じることに自分の意見を言うのはどうってことないって思ってる」
 「ただ何か言うとヤリ玉に挙がったり、SNSが普及して〝炎上〟したりすることもあるから、ボクも最近はやや(発言することに)面倒くさいと感じることはありますね。残念なことだけど」
――ラジオやテレビも〝忖度〟しますからね。
 「スポンサーの方ばかり向いていて、必ずしも視聴者のニーズに応えていないのは気になる」
――フリーペーパーの立場からは襟を正さないといけないご指摘で…。
 「バランスが難しいけど、主張をやめなければいいんですよ」

人情、ソバ、日本酒

――山形にはどんな印象をお持ちですか?
 「東北全体がそうでしょうが、人が温かいですね。それに食べ物、特にソバが美味しい。今日のお昼も七日町でソバをいただきました(笑)」
――日本酒ファンだとも伺ってます。
 「飲むならワインか日本酒ですね。山形の日本酒も大好きで、来るたびに堪能してます」
――機会があればご一緒したいですね。