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真理子先生の女性のミカタ/風疹にご注意を

2018年10月12日
 テレビや新聞などで盛んに報じられているように、東日本を中心に風疹が大流行の兆しをみせています。

大人もかかります

 風疹は風疹ウイルスに感染することで発症します。潜伏期間は2~3週間で、発熱や頭痛、首のリンパ節の腫れなどの症状が出た後、淡いピンク色の細かい発疹が身体中に現れます。
 子どもの病気と思われがちですが、大人もかかります。中には症状が現れない場合や、発疹が現れても3日程度で消える場合もあるため、大人の感染は気が付かないことがほとんどです。そこが風疹の怖いところです。

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怖い先天性風疹発症群

 といいますのも、妊娠初期のお母さんが風疹に感染すると、お腹の赤ちゃんにも感染して「先天性風疹発症群」という病気を持って生まれてくる可能性があるからです。
 赤ちゃんが先天性風疹症候群の場合、先天性心疾患、白内障、難聴の三大症状をはじめ多くの障害の可能性があります。
 心配な先天性風疹症候群を防ぐ予防策は唯一、妊婦さんが風疹にならないことです。しかも風疹は予防接種で防げる病気のひとつです。

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防ぐには予防接種を

 風疹の抗体(免疫)がある、ないの検査費用は全額が公費負担。妊娠を希望されるご夫婦は女性だけでなく男性も抗体の有無を調べましょう。抗体がない場合は女性だけでなく男性も予防接種を。その費用も一部助成されます。
 28歳までは男女とも必要十分とされる2回の予防接種を受けているはずですが、それ以上の年齢の方は微妙で、特に一度も予防接種を受けていない39歳以上の男性は要注意です。
 妊娠中は予防接種は打てません。また予防接種後は最低2ヵ月は避妊が必要です。


真理子先生の女性のミカタ/風疹にご注意を
院長 伊藤真理子 プロフィール
(いとう・まりこ) 1986年山形大学医学部卒業。山大病院、篠田病院を経て2005年6月に真理子レディースクリニックを開業。日本産婦人科学会認定産婦人科専門医。