徹底して山形に密着したフリーペーパー

山形県、全国最少884グラム 1日1人当たりのごみ排出量

2006年9月22日
山形市は県庁所在地中4位

 山形県の日本一といえば「3世帯同居率」「ラーメン消費量」「巨大いも煮鍋」などが知られているが、新たな日本一が加わった。「ごみ排出量がもっとも少ない県」!。
 環境省がこのほどまとめた一般廃棄物処理事業実態調査によれば、平成16年度の山形県の1人1日当たりのごみ排出量は884グラムで、佐賀県と並んで全国最少。同8年以降、佐賀県に続く2位に甘んじていたが、今回の調査では前年の925グラムを41グラム減量し、悲願の1位を獲得した。
 県循環型社会推進課では、山形県のごみ排出量が少ない理由として(1)学校や町内会による集団資源回収や、スーパーとの連携によるマイバッグ運動が浸透している(2)ごみを堆肥などにしてリサイクルしている農村部が多い(3)ものを大切にする県民性——などを挙げる。今後は10年間で780グラムまで減らすのが目標という。
山形県、全国最少884グラム 1日1人当たりのごみ排出量
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 ただ県内の市町村ごとに見ると、山形市の同排出量は1004グラムで、酒田市、鶴岡市、新庄市に続くワースト4。最も少ない485グラムの朝日町をはじめとする他市町村の足を引っ張り、県平均値を引き上げている構図だ。
 市では汚名返上を目指して4月の組織改正で「ごみ減量推進課」を新設したほか、清掃問題審議会でごみの有料化も検討していく方針だ。
 ごみ減量化に積極的に取り組んでいる滝山地区で環境保健推進協議会会長を務める奥野弘さんは「滝山の集団資源回収は町内会単位ではなく地区単位。誰かがリーダーシップをとれば大きな単位で大きな成果が生まれる」と地域連携の重要性を訴える。

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 それでも東北6県の県庁所在地の中では山形市はもっとも少なく、全国でも第4位と意識の高さをうかがわせている。対照的に全国で最も排出量が多かったのが大阪市。同市環境事業局業務課に話を聞くと「え〜、最下位ですか。悪いとは思てましたけど...」。
山形県、全国最少884グラム 1日1人当たりのごみ排出量