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Let's know 脳!/猛暑と頭痛

2018年8月10日
 連日、暑い日が続いていますが、この時期に特有の頭痛に4タイプがあります。

冷え過ぎ頭痛

 代表的なのが「冷えすぎ頭痛」。暑さで寝苦しいからといって、エアコンを26度以下に設定し、さらに扇風機をつけたまま就寝すると、翌朝、激しい痛みに襲われる頭痛です。この頭痛は筋肉が冷えて収縮し、血流が悪くなることによって生じる“緊張型頭痛”と考えられます。
 就寝時のエアコンの温度は28度前後がお勧め。体がダルくならない温度を御自身で探すようにしましょう。

Let's know 脳!/猛暑と頭痛

気温差頭痛

 またエアコンでキンキンに冷やした室内から暑い屋外に出ると「気温差頭痛」に見舞われることがあります。この頭痛は激しい気温差で脳の血管が拡張する“片頭痛”と考えられます。
 エアコンの温度を少し上げたり、激しい気温差を避ける衣服を選んだりすることが有効です。

光頭痛

 太陽光が眼球から過剰に入ると脳が刺激されて「光頭痛」が生じることがあります。特に片頭痛持ちの方は要注意です。
 予防法としては帽子や日傘、サングラスを使いましょう。頭痛が起こってしまった時には首の横を冷やしながら、暗くて静かな部屋で安静に休みましょう。

脱水頭痛

 最後に、体内から水分が失われると、熱や脱水の影響で血液中の炎症物質が増える「脱水頭痛」に襲われることも。
 頭が痛くなった時に頭痛薬を飲む方は多いと思いますが、市販の痛み止めの薬は血圧を下げる作用を持っています。脱水症状による頭痛の時に薬を飲むと、血圧がさらに下がって意識がもうろうとする状態になる危険性があるので要注意です。
 熱中症対策のためにもこまめな水分補給を心がけましょう。


Let's know 脳!/猛暑と頭痛
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TFメディカル 嶋北 内科・脳神経外科クリニック 医師
佐藤 篤
プロフィール
(さとう・あつし)2002年山形大学医学部卒業。山大医学部附属病院、山形済生病院、済生館病院などを経て現職。日本脳神経外科学会認定脳神経外科専門医。医学博士。