徹底して山形に密着したフリーペーパー

池田塗研 社長 池田 佳貴さん

2018年7月13日
池田 佳貴(いけだ・よしき) 1987年(昭和62年)山形市生まれ。建築業を営んでいた祖父と父親の影響で職人の世界に憧れ、山形6中卒業後、市内の塗装会社へ。18歳で独立、1人で塗装業を始めるも、食うや食わずの毎日。20歳で一念発起し、22歳の時に社員1人を雇用して「池田塗研」を創業。その後は徐々に業容を拡大、現在は社員10人を抱え、年間売上高は1億2000万円に。弱冠30歳!
池田塗研 社長 池田 佳貴さん

業界のマイナスイメージを変え
  地域から信頼される存在に

――中学を出ていきなり職人の世界に?

職人の世界に憧れ

 「子どものころから職人の作業着姿に憧れてました。ただ大工だと大手ハウスメーカーとの競争になるので難しいのかなと。今ある建物を維持するような仕事ならやれるんじゃないか、それには塗装屋がいいと」
 「弟子入りした先は親方1人でやってるようなところで、この業界はそういうところに3~4年修業して独立するっていうのが多いんですよ。自分も仕事を覚え、自宅アパートと軽トラック1台で開業しました」
 「でも仕事がなくて食べていけなかった(苦笑)。生活していくために夜は飲食店やコンビニでバイトしてましたが、借金も抱えてしまった」
――ありゃりゃ。

20歳で一念発起

 「そんな20歳の時、7歳上の同じ塗装業の社長さんと出合ったのが転機に。やはり中学を出て起業した人でしたが、考え方がしっかりしていて、従業員もいっぱい使ってる。自分を省みて『このままじゃダメだ』と思うようになったんですね」
 「それでカツカツの状態ながら、まず会社の体裁を整えようと。従業員を雇用した以上、収入を保証してあげないといけない。社会保険への加入や福利厚生を整える必要も出てきた」
 「でもハウスメーカーの下請け、孫請けでは利益は限られてる。入ってくれた従業員に報いるためには会社の付加価値を高めていくしかないと」
――そのためには? 

顧客満足度を追求

 「当たり前ですが、顧客満足度を上げることを考えました。手抜きをしないのはもちろん、他社が1回塗りで済ますところをコストがかかっても3回塗りする、清潔な身だしなみと丁寧なあいさつ、訪問販売や電話営業をしないといったやり方を今でも徹底してます」
――営業はどうやって?
 「塗装に関するブログをほぼ毎日更新していて、それに興味を持ってくれた人からの注文が多いです。あとはやまコミさんの広告とか(笑)」
――伸びてるよねえ。
 「おかげ様で。従業員は毎年1人ペースで雇用していて、福利厚生も充実してきました。離職者ゼロというが誇りです」

倍々ペースの売上高

――昨年の売上高が一昨年の2倍以上の1億2000万円ってスゴい!
 「今年は2億2000万円を見込んでます。銀行からは『住宅塗装だけでその売上高は信じられない』と言われてます」
――今後の目標を。
 「業界のマイナスイメージを変えたい。信頼される塗装で、地域になくてはならない会社になるのが目標です」