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Let's know 脳!/光と頭痛

2018年7月13日
 光や音、におい、気圧などの環境の変化に脳が過剰に反応すると、頭痛が起きるきっかけになってしまいます。今回は太陽光や照明などの「光」と頭痛との関係についてお話ししましょう。

危険な太陽光

 35度を超える日も多くなり、いよいよ夏本番ですが、太陽のまぶしい光はしばしば頭痛の原因になります。
 そのメカニズムですが、まず必要以上の光は脳に分布する神経を刺激します。すると刺激を受けた脳神経は異常が生じたと認識し、それに対応するため大量の体液を集めて患部を修復しようとします。その体液が脳内の血管に流れ込むことで頭痛が生じるのです。

Let's know 脳!/光と頭痛

日差しを避けること

 対策は太陽光を浴びないことに尽きます。日差しの強い日は日傘を差したり、帽子を被るだけでもかなりの直射日光をカットできます。
 サングラスも有効です。特に山形では車を運転する機会が多く、日中の運転の際にはサングラスを着用するようにしましょう。

LEDもクセ者

 太陽光だけでなく、室内の照明にも気を使いましょう。最近はエコの観点から室内の照明をLEDに変えているご家庭も多いようですが、実はこのLEDがクセ者。
 LEDが発するブルーライトという光が必要以上に脳神経を刺激、疲弊させ、頭痛を引き起こしやすくするのです。

電球色で調整を

 ある報告では、45日ごとの頭痛日数を調べたところ、「白色のLEDの部屋」では13日あった頭痛が、「電球色のLED」照明を使用した部屋では6日に減少しました。頭痛薬の服用日も7日から2日に減少したそうです。
 LED照明を使用する際は、電球色で明るすぎない強さが望ましいと考えられます。


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TFメディカル 嶋北 内科・脳神経外科クリニック 医師
佐藤 篤
プロフィール
(さとう・あつし)2002年山形大学医学部卒業。山大医学部附属病院、山形済生病院、済生館病院などを経て現職。日本脳神経外科学会認定脳神経外科専門医。医学博士。