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あなたの目 健康ですか?/(122)緑内障

2018年6月8日
 緑内障は何らかの原因で目の神経(視神経)が侵されて視野が狭くなる病気です。日本では失明原因の第1位がこの緑内障です。

70歳以上の10人に1人

 緑内障は加齢とともに増えるという明らかな傾向があります。40歳を過ぎれば20人に1人、そして70歳を過ぎれば実に10人に1人が発症するといわれています。
 緑内障の厄介なところは、初期の段階では自覚症状がないため、気づいた時にはかなり進行しているケースが多いことです。しかも侵された視神経は元には戻りません。

あなたの目 健康ですか?/(122)緑内障

危険因子は?

 さらに厄介なことに、どうして緑内障になる人とならない人がいるのか、緑内障の原因は何なのかについて、詳しいことは分かっていません。
 1番の危険因子は加齢ですが、このほか眼圧が高い人、両親や兄弟に緑内障患者がいる人、極端な近視の人、片頭痛持ちの人などは要注意とされています。

有効な点眼薬も

 緑内障は恐ろしい病気ですが、早期発見、早期治療に努めれば進行を防ぐことは可能です。早期に発見できればレーザー照射や手術、点眼治療などの対策が施せます。
 特に点眼治療はここ数年で飛躍的に進歩しており、プロスタグランジン関連薬、β遮断薬、イオンチャネル開口薬、ROCK阻害薬など有効な点眼薬が相次ぎ登場しています。

早期発見・治療を

 早期発見や早期治療につなげるためにも眼科検診が重要になってきます。特に40歳を過ぎれば定期的に検診を受けるようにしましょう。
 早期発見につながる検診で失明は36%、緑内障は45%減らすことができると報告されています。


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院長 高橋 義徳
プロフィール

(たかはし よしのり)1990年(平成2年)山形大学医学部卒業後、同大学眼科講師、ウプサラ大学留学を経て2007年10月に金井たかはし眼科を開院。日本眼科学会専門医。山形県眼科医会理事。