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山形の誇り/アルビレックスからの教訓

2018年5月25日
 モンテは20日にアウェーでアルビレックス新潟と対戦、結果は0―0のスコアレスドローでした。通算成績は4勝5分け6敗、順位は変わらず19位です。

 アルビは2004年にJ1に昇格、今年J2に降格してきました。モンテにとってアルビ戦は鬼門で、対戦成績は6勝2分け17敗と大きく負け越し。それでも1番近いアウェーということもあり、この日は自分を含めサポーター1400人が新潟に駆けつけました。
 試合は前半、攻め込まれるも堅い守備でしのぎます。後半はゴール前でチャンスをつくる場面もありましたが、ここは相手の堅守に阻まれ、落胆したところで試合終了のホイッスル。
 やはり決定力不足か。う~ん、もったいない試合でした。

山形の誇り/アルビレックスからの教訓

 試合後、アルビを古くから応援しているサポーターたちと意見交換してきました。話の中心はホームにおける入場者問題でした。
 アルビのホームスタジアムで、収容人数4万3200人の「ビッグスワンスタジアム」が竣工したのは日韓ワールドカップが開催された02年。かつてホーム戦の平均入場者数は4万人を記録していましたが、今季は1万5000人とか。
 「J2に降格したのが原因?」と聞きましたが、それだけではないようでした。
 4万人を動員していた当時、入場者の大半は無料招待券を使ってスタジアムに足を運んでいたというのです。必然的にスタンドは盛り上がりますが、入場料が見込めなければ満足な補強もできず、チーム力のアップは図れません。このため10年ほど前から無料招待券は徐々に減らしているそうで、このことが入場者数減少につながっているというのです。

 自分もこれまで「空席があるなら無料で入れればいいじゃん」と思った時期もありましたが、最初に無料で入場させてしまうと、正規料金に戻すのが難しいことをアルビの例で学びました。
 やはり入場者数を増やすには、地道な努力を続けていくしかないということでしょうか。


山形の誇り/アルビレックスからの教訓
藤倉 晶(ふじくら・あきら)

1975年南陽市生まれ。96年からモンテ応援団体「クラージュ」に参加、応援リーダーや会長を務める。現在はゴール裏応援団体連合「ULTORAS ACMY」代表。