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Let's know 脳!/群発頭痛

2018年5月11日
 頭痛の中でも最大級の痛みとされるのが「群発頭痛」です。耐えられないほどの痛みなので別名「自殺頭痛」とも呼ばれ、心筋梗塞、尿路結石と並び三大痛の一つといわれます。

耐えられない痛み

 群発頭痛は、まず片目の周りと目の奥がえぐられるような激痛に襲われ、激痛は上あごや頭の片側に広がります。涙、鼻水、鼻づまり、目の充血、まぶたが腫れて垂れ下がるといった症状があらわれます。
 群発地震のようにある時期に集中するのでこの名がつきました。

正しい診断までに時間

 原因は特定されていません。発症頻度が低いため、正しく診断されるまでに時間がかかることが多い頭痛です。調査によると、群発頭痛と診断されるまでには発症から約7年かかり、正しく診断されるまでにかかったお医者さんの数は平均4・3人だそうです。
 流涙や鼻水を伴うことから眼科や耳鼻咽喉科を受診したり、精神的な疾患を疑って心療内科に通院している人もいます。

酒、タバコ、長風呂は×

 群発頭痛の痛みは激烈なため、市販の頭痛薬での対処は難しく、医療機関での治療が必要です。自分でできる予防としては禁酒、禁煙のほか、長風呂は避けることが大切です。
 また発作の起きる時期は人によってほぼ決まっているので、医師に予防薬を処方してもらい、その時期に服用すれば発作の頻度を減らすことができます。

春と秋に集中

 群発頭痛は特に季節の変わり目に多いとされます。実際、当院でも昨年に群発頭痛と診断した人の頭痛が始まった時期は春と秋で全体の92%を占めます。
 「毎日続く頭痛がある方」、「毎年のように頭痛が続き悩んでいる方」などは頭痛外来を受診しましょう。


Let's know 脳!/群発頭痛
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TFメディカル 嶋北 内科・脳神経外科クリニック 医師
佐藤 篤
プロフィール
(さとう・あつし)2002年山形大学医学部卒業。山大医学部附属病院、山形済生病院、済生館病院などを経て現職。日本脳神経外科学会認定脳神経外科専門医。医学博士。