徹底して山形に密着したフリーペーパー

チェリーランドさがえ 社長 本間 滿さん

2018年4月27日
本間 滿(ほんま・みつる) 1947年(昭和22年)鶴岡市生まれ。学校卒業後、長兄が67年に戸沢村で開業した「白糸の滝ドライブイン」を手伝うようになり、長兄の早世に伴い80年に同社社長に就任。以後、業容を拡大し、82年に鶴岡市に「米の粉の滝ドライブイン」を開業、鶴岡市のマリカや山形市の霞城セントラルで外食事業も手がける。チェリーランドさがえは設立時から社長。このほか東京の県アンテナショップ「おいしい山形プラザ」の物販部門や、県都市公園「最上川ふるさと公園」の運営にも携わる。71歳。
チェリーランドさがえ 社長 本間 滿さん

チェリーランドの中核施設
 旬の食材とサービスで集客担う

――県民なら誰もが知ってるチェリーランドですが、そもそも…。

テーマパークで東北有数

 「サクランボのテーマパークとしてチェリーランドが開園したのは1991年。同年に山形自動車道が寒河江まで開通したことや、翌年の『べにばな国体』を控え、集客力のある施設が必要ということで誕生しました」
 「22万平方メートルの広大な敷地に観光物産センター『チェリーランドさがえ』、サクランボの資料を展示する『さくらんぼ会館』、世界のサクランボを植栽した『国際チェリーパーク』など9施設で構成しています」
 「93年に国交省から『道の駅』に指定されたため、正式名称は『道の駅寒河江チェリーランド』。来園者は年間100万人とテーマパークとしては東北最大級です」
――「トルコ館」もありますよね。
 「よく理由を尋ねられます。サクランボの原産はトルコで、今でも生産量は世界1位。トルコはサクランボを通じて本県や寒河江と深く関わりあってますから」

地元を売り込む

――そんな数ある施設の中で、中核施設が「チェリーランドさがえ」。
 「観光物産センターをつくるのに当たっては第三セクター方式が検討されましたが、地元の方は手を挙げませんでした。サクランボのテーマパークといってもサクランボの季節はほんの1カ月。あとの11カ月をどうするのかでみんなが二の足を踏んだようです」
 「そんな中で私に白羽の矢が立ちまして。迷いはありましたが、サクランボだけでなく、交通の要衝としての強みをいかして地元の特産品を売り込めばやっていけるんじゃないかと。ドライブイン経営で蓄積したノウハウもあるはずで、最後は腹をくくりました」

顧客満足度を追求

――これまでの歩みは?
 「立地条件や環境にも恵まれ、気軽に立ち寄れる施設として好評をいただいています。昨今はデフレの長期化や震災の影響といった逆風もありますが、直売コーナーやレストランでは旬の食材を使い、質の高いサービスを提供していくことで顧客満足度を高める努力を続けています」

トイレにこだわり

――サービスといえば、トイレにこだわりをお持ちだとか。
 「清潔で快適なトイレは集客のための一丁目一番地。過去の施設更新でもトイレはつねに刷新しており、今回も冷暖房完備にしました」
 「そのほかのこだわりといえば、社員の幸福なくして会社の繁栄はないということを常々心がけています」
――肝に銘じます。