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税金のABC/(97)生命保険と税金

2018年4月27日
 今回は生命保険にかかわる税金のお話です。

税金に3種類

 生命保険の契約においては3人の登場人物が現れます。つまり、保険の対象となる「被保険者」、保険料を負担する「契約者」、保険金を受け取る「受取人」です。
 満期や被保険者の死亡により受取人が保険金を受け取った時に課税が発生するわけですが、契約形態によって課せられる税金は「所得税」「相続税」「贈与税」の3種類に分かれます。

税金のABC/(97)生命保険と税金

契約者と受取人は誰?

 3種類に分かれるポイントは「誰が保険料を負担して」「誰が受け取るのか」、つまり契約者が誰で、受取人は誰かということです。
 具体的には被保険者が亡くなったとして、(1)契約者が被保険者なら相続税(2)契約者が被保険者ではなく、受取人と同じなら所得税(3)契約者が被保険者ではなく、受取人と異なれば贈与税――ということになります。

契約者を変更する場合

 では、子の将来のために親が契約者になり、満期保険金500万円、30年の養老保険に入っていて、15年目に契約者を子に変更したとします。
 この場合、満期保険金を受取った時にかかる税金は親と子が保険料を半々で負担しており、満期保険金のうち親が払った保険料に対応する250万円分には贈与税、子が払った保険料に対応する250万円(掛金を引いた後の金額)には所得税がかかることになります。
 つまり、契約者を変更した時点ではなく、保険金を受取った時点で税金がかかります。

しっかり理解して

 生命保険会社は1月から、契約者変更があった時に変更内容や、その時点の解約返戻金相当額を記載した調書を税務署に提出することが義務付けられています。
 生命保険に加入する際はどんな課税関係が生じるのかをしっかり理解したうえで、納税漏れが生じないよう気をつけたいものです。


税金のABC/(97)生命保険と税金
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山形相続サポートセンター
(運営:税理士法人 あさひ会計)
税理士 菊地 克子