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Let's know 脳!/子どもの頭痛

2018年3月9日
 山形のお父さん、お母さん、頭痛に悩む子どもが全国的に増えているのをご存知ですか?

悩む子どもは2倍に!

 2017年に発表された小・中学生を対象にした調査で、2人に1人が頭痛に悩んでいることが明らかになりました。10年前の結果では5人に1人で、2倍以上に増えていることになります。
 また2人に1人は頭痛のことを親や教師に言わず、我慢している実態も明らかになりました。

Let's know 脳!/子どもの頭痛

ストレスも一因

 子どもの頭痛が増えている要因として考えられるのは重いランドセル、受験勉強によるストレス、「いじめ」を含む学校内での友だち関係などが指摘されていますが、頭痛のタイプは「片頭痛」と「慢性連日性頭痛」に大別されます。

圧倒的に多い片頭痛

 圧倒的に多いのが片頭痛で、学校を休んだり、保健室に行くようになるのがこのタイプ。発作時の痛みは強いものの、普段は元気に生活ができるタイプの頭痛です。
 片頭痛は大人ですと女性に多い傾向がありますが、12歳までの子どもではやや男児に多い傾向がみられます。

厄介な慢性連日性頭痛

 一方、慢性連日性頭痛は2日に1日は症状に見舞われ、日常的に調子が悪いタイプの頭痛です。もともと片頭痛だった子どもが思春期になって何らかのストレスが生じ、頭痛が慢性化しているケースが多いようです。
 薬や頭痛外来だけでなく、カウンセリングなど心理的な治療も必要になる場合もあります。

気楽に受診を

 頭痛はありふれた疾患ですが、頭痛外来の受診率は約30%と先進諸国の約半分。頭痛が原因で遅刻や早退を繰り返しているお子さんをお持ちのお父さん、お母さん、一度頭痛外来を受診してみてはいかがでしょうか?


Let's know 脳!/子どもの頭痛
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TFメディカル 嶋北 内科・脳神経外科クリニック 医師
佐藤 篤
プロフィール
(さとう・あつし)2002年山形大学医学部卒業。山大医学部附属病院、山形済生病院、済生館病院などを経て現職。日本脳神経外科学会認定脳神経外科専門医。医学博士。