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女性の美と健康/レストレスレッグス症候群

2018年1月26日
 レストレスレッグス症候群(RLS)という病気をご存知ですか?脚を動かしたくて我慢できなくなる病気のことで、別名「むずむず脚症候群」と呼ばれています。

脚がむずむずする

 RLSには4つの特徴があります。具体的には(1)脚に不快な感覚が起こり脚を動かしたくてたまらなくなる(2)安静にして横になったり座ったりしていると症状が強くなる(3)脚を動かすと症状が軽くなる(4)夕方から夜にかけて強くなる――です。
 不快な症状とは「ムズムズする」「かゆい」が最も多いのですが、この他にも「だるい」「チクチクする」「ほてる」「痛い」など様々です。

女性の美と健康/レストレスレッグス症候群

生活の質にも悪影響

 国内の患者さんは人口の2~4%、200万人から400万人とされています。男女とも40歳以上の中高年に多く、女性が男性の1・5倍と言われています。
 RLSを発症すると座ったままの姿勢やじっとした姿勢が保てないことから日常の生活が阻害されるほか、夜間は睡眠障害の原因になるなど、生活の質(QOL)に様々な悪影響を及ぼしかねません。
 症状が悪化するとストレスでうつ病につながるという報告もあります。

ドーパミンが関与?

 RLSの原因はまだ明確にはなっていませんが、脳内の「ドーパミン」という神経伝達物質の機能低下が関与しているという仮説が有力視されています。
 脚だけの症状なので、どこの病院に行ったらいいのか、何科を受診すればいいのかが分かりづらく、悩んだり、我慢したりする人が多いのもこの病気の特徴です。

悩まずに相談を

 治療としては、鉄分の補給、禁煙、禁酒、カフェイン制限などが一般的ですが、保険適用の薬もありますので、症状に心当たりのある方は医療機関にご相談下さい。


女性の美と健康/レストレスレッグス症候群
プロフィール

セントラルクリニック院長
村山 一彦
プロフィール
(むらやま・かずひこ)1956年山形市生まれ。埼玉医科大学を卒業後、同大、篠田総合病院を経て2004年に産婦人科を中心とするセントラルクリニックを開院。社会福祉法人・慈風会の理事長として特別養護老人ホーム「なごみの里」、認可保育所「はらっぱ保育園」も手がける。