徹底して山形に密着したフリーペーパー

あなたの目 健康ですか?/(117)ドライアイ

2018年1月12日
 新年おめでとうございます。今年は戌(いぬ)年、ワンちゃんの魅力のひとつはつぶらな瞳。私たち人間にとっても瞳は大切ですが、この時期、その瞳を曇らせかねないのがドライアイです。

診断基準が変わりました

 従来、ドライアイは涙の分泌量が減ったり、分泌量は十分でも涙の質が変化したりすることにより目の表面を潤す力が弱まる状態と定義づけられてきましたが、2016年にドライアイの診断基準が変わりました。
 大きなポイントは涙の量にかかわらず、ドライアイの自覚症状があり、涙の質の変化があればドライアイと診断されるようになったのです。

あなたの目 健康ですか?/(117)ドライアイ

大多数が質の変化

 ドライアイというと涙が減るイメージでしたが、涙が減るタイプのドライアイもあるものの、現在の私たちの瞳を曇らせるドライアイは涙の質の変化によるものが大多数なのです。
 質の変化によるドライアイは一言でいえば乾きが早いドライアイです。

乾きが早いドライアイ

 乾きが早いドライアイは周囲の環境の影響を受けやすい特徴があります。例えば空調の効いたオフィスでコンタクトを使用し、パソコンで仕事をしている場面などは乾きが早いドライアイの方にはツラい環境です。
 冬の暖房が効いて乾燥した室内、さらに湿度が低い屋外も乾きが早いタイプのドライアイの方にはツラく、適切なケアが必要です。

眼科医に相談を

 現在ではドライアイのタイプ別の治療、さらには患者さんそれぞれの眼の状態に応じた眼表面の層別治療が行われるようになっています。市販の人工涙液だけでは症状が改善しない方は眼科専門医に相談してください。


あなたの目 健康ですか?/(117)ドライアイ
あなたの目 健康ですか?/(47)花粉症の初期療法
院長 高橋 義徳
プロフィール

(たかはし よしのり)1990年(平成2年)山形大学医学部卒業後、同大学眼科講師、ウプサラ大学留学を経て2007年10月に金井たかはし眼科を開院。日本眼科学会専門医。山形県眼科医会理事。