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女性の美と健康/血液検査でがんが分かる!

2017年12月22日
 がん治療に欠かせない早期発見に向け、「アミノインデックス」という検査があることをご存知ですか?――。

血中アミノ酸濃度を測定

 この検査は味の素が開発した血液検査で、正式名称は「アミノインデックスがんリスクスクリーニング(AICS)」と呼ばれています。
 検査方法は5ミリリットルの血液を採取し、血液中に含まれる約20種類のアミノ酸の濃度を測定します。
 健康な人のアミノ酸濃度は一定に保たれるようにコントロールされていますが、様々な病気になるとアミノ酸濃度が変化することに着目した検査方法です。

女性の美と健康/血液検査でがんが分かる!

がんのリスクを評価

 結果は約2週間で判明し、リスクが低い方からA、B、Cの3段階で示されます。
 男性の場合、胃、肺、大腸、膵臓、前立腺の5種類のがん、女性の場合は胃、肺、大腸、膵臓、乳、子宮、卵巣の6種類のがんに対するリスクを評価します。

受検者は約15万人

 医療機関がAICSを導入するようになったのは2011年から。保険適用外で2万円強の費用は全額自己負担になりますが、採血だけで気楽に受けられること、1度に複数のがんが調べられることなどに人気が集まり、現在では全国の約1300の医療機関で導入されています。
 AICS検査に助成する自治体も増えており、受検者は15年末時点で延べ約15万人と報告されています。

結果に応じ精密検査を

 ただAICSは確率や可能性、危険性を示すもので、確定診断ではありません。C(リスク大)と判定されても、がんと確定したわけではなく、結果に応じて内視鏡やX線撮影、磁気共鳴画像装置(MRI)などの精密検査が必要です。
 興味のある方は医療機関にお尋ね下さい。


女性の美と健康/血液検査でがんが分かる!
プロフィール

セントラルクリニック院長
村山 一彦
プロフィール
(むらやま・かずひこ)1956年山形市生まれ。埼玉医科大学を卒業後、同大、篠田総合病院を経て2004年に産婦人科を中心とするセントラルクリニックを開院。社会福祉法人・慈風会の理事長として特別養護老人ホーム「なごみの里」、認可保育所「はらっぱ保育園」も手がける。