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お茶のよもやま話/第6話

2008年2月8日
 先日、知人から「茶番劇」という言葉はお茶と関係があるのかという質問を受けました。
お茶のよもやま話/第6話

 茶番はもともとはお茶の用意や給仕をする者のことでしたが、現在のように「浅はかで馬鹿馬鹿しい」の意味で使われるようになったのは江戸時代、楽屋で茶番をしていた芸人の付き人が下手な寸劇を演じたことが由来とされます。

 最近では公立高校の入試に「国語のリスニング」を導入する地方自治体が増えるなど、「日本語」が見直されています。今回はお茶に関する慣用句の代表的なものをご紹介しましょう。

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(1)「無茶苦茶」

 でたらめの意味で使いますが、もともとは「客に対してお茶も出さない、ようやく出したら苦いお茶だった」といった無礼な様からきたようです。

(2)「へそが茶を沸かす」

 お湯(お茶)が沸騰したらやかんのフタが揺れます。そこから、おなかにやかんを乗せたら沸いてしまいそうなぐらい腹をよじらせて笑っている様子からきたそうです。

(3)「日常茶飯事」

 ありふれた当たり前のことを指す言葉として使われていますが、お茶が生活の中で当たり前というのはお茶屋のおやじとして本当に有難いです(最近はコーヒーに押され気味ですので……)。

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 このほか「茶化す」「茶を濁す」「お茶の子さいさい」「茶腹もいっとき」――などなど。辞書で調べるとそれぞれの説はひとつだけでなく、ユニークなものも多くあります。ご家族でお茶を飲みながらそんなことを話してみるのも楽しいのではないでしょうか。それではまた次回。

(店主 志鎌秀人)