徹底して山形に密着したフリーペーパー

山形第一自動車学校 4月閉鎖へ 少子化響く 48年の歴史に幕

2007年3月23日
 1960年(昭和35年)開校の「山形第一自動車学校」が4月10日に閉鎖され、48年の歴史に幕を下ろす。少子化の影響などで運営会社の第一学園(山形市)が今後の事業継続を断念したためで、一部従業員と全車両・備品などは大手自動車学校グループのマツキ(長井市)が引き継ぎ、建物やコースは新たな借主や売却先を探していくという。
山形第一自動車学校 4月閉鎖へ 少子化響く 48年の歴史に幕
県内5番目の歴史

 同校は酒田市にあった荘内自動車学校(2002年に閉鎖)、太陽自動車学校(山形市)、庄交学園自動車教習所(鶴岡市)、山形自動車学校(山形市)に次いで県内では5番目の歴史を持つ老舗(しにせ)教習所で、県内外に7万人近いドライバーを送り出してきた。

合宿教習が採算圧迫

 だが少子化で90年以降は近隣からの生徒数が伸び悩む一方、それを補うための合宿教習が採算を圧迫したほか、全国有数の教習所激戦区とされる県内にあって他校との競争が体力を疲弊させた模様。
 特にここ数年は買収により山形市内で3校を擁するようになったマツキに包囲される格好になり、苦戦が続いていた。テニスクラブ、不動産なども展開する第一学園は教習所事業からは撤退することになる。

県内教習所は30に

 同社によれば現在の教習生は全員3月末までに検定を終えて卒業させ、今月下旬に受け入れる合宿コースの教習生の卒業予定日である4月20日で閉校する予定。教官など約20人の従業員のうち希望者はマツキグループに転籍、パソコンや全車両も同グループに譲渡するとしている。
 同校閉鎖により県内の自動車教習所数は30になる。