愛犬「リヴ」との出会い
「子どものころから動物好きで、『動物愛玩飼養管理士』の資格を取ろうと仙台の専門学校に進みました。山形に戻って、アルバイトを転々としてたんですけど、4年前に村山保健所で殺処分される寸前のこの犬と出会いました。生まれたばかりでしたが、可愛そうに飼い主に捨てられたのか、悲しそうな、訴えるような目をしていて……」
里親探し活動に奔走
「たまらなくなって引き取ることを決めて、名前を『生きる』意味の『LIVE(リヴ)』とつけました。それから友人たちと始めたのが保健所に持ち込まれる捨て犬や捨て猫の保護と里親探し」
「結婚とか転勤とかで友人が一人抜け、二人抜けとかして私一人になった時期もありましたが、支援してくれる方々もいて、任意団体の設立、県内初のNPO法人認可に至ることができました」
殺処分される犬や猫
――山形の捨て犬、捨て猫の実態って?
「2007年度に県内の保健所などに持ち込まれたり、保健所が捕獲した犬は512匹、猫は2517匹で、うち犬296匹、猫2516匹が飼い主が見つからず殺処分されています」
「山形はいたるところに野山があるので、そこに犬を捨てる飼い主が多いようです。可哀そうなのは猫で、ほぼ100%が飼い主の持ち込み。飼い主がいらないといって保健所に持ち込めば、その時点で猫たちの命は絶たれてしまうのです」
「知ってほしいのは、殺処分は決して安楽死ではないということ。ここに写真がありますが、それはもう、酷くて……」
――動物愛護運動って、山形は遅れているのかしら?
「遅れてます。LIVEのような第三者機関に認定された正規の団体が発足するのは東北では最後発。県の予算も少ないし、仙台でみられるような子どもが街頭に立っての募金活動も皆無です」
会員数5万人が目標
――今後の具体的な活動方針を教えて下さい。
「無責任な繁殖・遺棄を防ぐため、不妊・矯正手術の普及や、飼い主のモラル向上を目的とした啓蒙です。動物を通じて『命の大切さ』を訴えるアニマルセラピーにも力をいれたい。現在は600人の会員数を将来的に5万人まで拡大するのが目標です」
――重いテーマになっちゃったけど、ボクも犬や猫、大好きなんだけどね(苦笑)
「会員、なって下さい(笑)」
