徹底して山形に密着したフリーペーパー

伝説の余興師 ミッチーチェンさん

2014年9月12日
ミッチーチェン 本名・大江通成(おおえ・みちなり)。1977年(昭和52年)天童市生まれ。日大山形高から帝京大文学部へ。同大卒業後、4年間のニート生活を経て家業の陶器販売業「陶美苑」(天童市)に入社。2008年、吉本興業主催のピン芸人コンクール「R-1ぐらんぷり」に出場したのを機に“ご当地芸人”としての活動も開始、コント、ものまね、司会業などをこなす。37歳。
伝説の余興師 ミッチーチェンさん

お笑い芸人と家業の陶器商
   どちらも個性で勝負します

――大江文彦くん(オオホリ建託社長、居酒屋「和楽」「亀円」「焰藏」オーナー)と従兄弟なんだって?
 「彼が2歳上ですが、お互いの父親が兄弟、母親も姉妹。従兄弟以上、兄弟未満の関係ですね」
――あっちは2枚目なんだけどねえ(苦笑)
 「(爆笑)。ボクも痩せてた時はイイ男って言われてたんですけど」

大病機にお笑いの道へ

――ご当地芸人になるきっかけって?
 「お笑いが好きで、高校時代からジャッキー・チェンのものまねをやってました。名前が通成なので当時のあだ名がミッチーチェン。大学卒業後は目的もなくふらふらとニートをやっていて、4年後に家業に入ったものの、その直後に大病を患ったんですね」
 「闘病生活を続けるうち、自分が本当にやりたいことは何かを考えるようになり、やっぱりお笑いだと。それでR―1ぐらんぷりに出ることを決め、それをきっかけに東京のライブハウスで1人コントを始めるようになりました」
 「だけど全国から芸人が集まってくる東京で目立つのはなかなか難しいなと。一方、灯台もと暗しで当時の山形にはお笑い芸人なんて皆無。ご当地芸人って言葉すらなかった」

山形でタレント業

 「それで山形で結婚式の余興なんかを始めるようになり、それが口コミで広がって各種のイベントにお声がかかるようになりました。今は地元月刊誌でお笑いに関するコラムを書いたりテレビCMに出たりもしてます」

白馬の王子のいでたち

――そのいでたちは?
 「5年前に『白馬の王子』というコミックソングを出した時に王子様にあやかって。あと『おそ松くん』に登場するイヤミも意識してます」
――ボクはてっきり女装、つまりオカマに扮してるのかと(苦笑)
  「……(苦笑)」
――最近は吉本興業の「住みます芸人」なんてのも出てきて。

当面は2足のワラジで

 「キャラがかぶるので正直ツラい(苦笑)。あとお笑いじゃないですけど、朝倉さやさんの登場にもビビりましたね。まあ、自分は自分のペースでやっていくしかないんですけどね」
――お笑いもだけど、家業も頑張ってるんでしょ。
 「こちらも郊外店やネットとの競争がありますが、個性を打ち出していけば生き残れるかなと。当面は2足のワラジでやっていきます」