徹底して山形に密着したフリーペーパー

東北住みます落語家 笑福亭 笑助さん

2014年6月27日
笑福亭 笑助(しょうふくてい・しょうすけ) 1976年(昭和51年)大阪府八尾市生まれ。小学校時代からお笑いタレントや落語家に憧れ、国立奈良工業高等専門学校を3年で修了して20歳の時に上京、笑福亭笑瓶に弟子入り。本格的に落語に傾斜するのは25歳からで、持ちネタは古典、新作合わせて60席以上。吉本興業が2011年から始めた「あなたの街に住みますプロジェクト」の一環で、4月から「東北住みます落語家」として山形市を拠点に活動中。37歳。
東北住みます落語家 笑福亭 笑助さん

笑いで東北を元気に
  微力ながら力を尽くします

――前の三浦友加さんは「山形住みます」だったけど、「東北住みます」とはこれ如何(いか)に?

カモシカと噺家

 「東北6県で活動するのが目標で、住むのは基本、どこでも構わないと言われてました。それで調べてみたら、山形が良さそうだなと思って」
――どんなところが?
 「まず地図を見たら県の形が左を向いて笑ってる人のように見えて(笑)。あと『県獣』がカモシカというところ」
――カモシカ好きなの?
 「ボク、噺家(はなしか)ですやん」
――……(苦笑)
 「実際に来てみて正解でした。水や食べ物が美味しいし、温泉もある。それに人が優しい。東京や大阪と比べて人も少ないから移動も楽やし」

このまま離れられない?

 「来て2カ月ですが、すごく住みやすくて、このまま離れられないんじゃないかと思うぐらい」
――ボクも離れられなくなった口だけど、最初に来た時、山形の人が赤信号を渡らないのにビックリした。
 「渡らないんですか!?」
――普通、車が来なきゃ渡るよね。
 「渡ります、渡ります。特に八尾なんかガンガン渡ってます(笑)」

芸習得を求め落語に

――どうして落語を?お笑いの方が簡単に人気者になれそうだけど。
 「20代前半まではお笑いでした。本当にやりたかったのは落語でしたが、落語はお笑いで名前が売れてからやれればいいかなと。今から考えたら甘かったですね」
 「笑瓶師匠から独立後、テレビにちょこっと出れたりするぐらいで、やっぱり本格的な芸を身に着けないと厳しい世界だなと」
――実はボクは落語が大好きで、上方落語だと「池田の猪買い」とか「くしゃみ講釈」とか。
 「その二つは高座でもよくやりますわ。1番得意なのは『へっつい盗人』ですかね」
――今後の抱負など。
 「東北で活動する吉本の芸人として、笑いで東北を元気にしていきたい。いろんなイベントに呼んでもらい、微力ながら力を尽くしたいです」 

落語をPRしたい

 「落語は山形ではなじみが薄いかも知れませんが、落語会を通じてPRしていければ。来年は東京や大阪から仲間の噺家を呼んで、落語を中心にしたイベント『笑助まつり』もやりたい。落語の魅力を知ってもらい、あわせて山形のいろんな文化を発信できればと考えてます」