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続・レトロやまがた再発見/(52)山形まるごと館「紅の蔵」((谷)長谷川家屋敷)

2014年3月14日
 今やすっかり山形市中心街の観光拠点になった「山形まるごと館 紅の蔵」は、紅花交易で財をなし、山形藩の御用商人として「五人衆」に数えられた「 長谷川家」の蔵屋敷を活用した施設です。
続・レトロやまがた再発見/(52)山形まるごと館「紅の蔵」((谷)長谷川家屋敷)

 市中心部の十日町大通り沿いに2棟の店蔵があり、奥には座敷蔵、さらに奥には2棟の土蔵という計5棟の構成。これらは明治27年の市南大火でいったんは焼失、同34年に再建されたものです。
 このうち店蔵は十日町大通りの拡幅に伴い昭和10年には少し東に移動し、洋風の意匠も施されました。
        
 平成18年の土地区画整理事業に伴い、東側の4棟の蔵を解体し(跡地は駐車場と農産物直売所に活用)、残り5棟の土蔵と母屋を大改修のうえ平成21年12月に「紅の蔵」として再出発しています。
 そばと郷土料理店、カフェ&レストラン、おみやげ処、街なか情報館の複合施設で、季節ごとのイベントや企画展なども開催されています。

続・レトロやまがた再発見/(52)山形まるごと館「紅の蔵」((谷)長谷川家屋敷)
 街なか回遊の立ち寄りどころとして、また江戸時代に東日本有数の商都であった山形の繁栄が偲ばれる歴史的スポットとして大勢の来館者で賑わっています。

山形歴史たてもの研究会
小林 和彦