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続・レトロやまがた再発見/(50)南陽市交流プラザ 蔵楽(くらら)(南陽市宮内)

2014年1月10日
 一見するとモダンな現代建築のようですが、建てられたのは昭和2年。当時は繭蔵で、戦後は農協倉庫として使われていました。南陽市が購入して、平成16年にリニューアルを施し、現在は交流施設に生まれ変わりました。
続・レトロやまがた再発見/(50)南陽市交流プラザ 蔵楽(くらら)(南陽市宮内)

 場所はフラワー長井線宮内駅のほど近く。繭蔵として使っていたのは旧宮内製糸産業で、当時は4棟の巨大な繭蔵が建てられ、写真の建物は現存するのは3棟のうちのひとつです。
 置賜地方では上杉鷹山公の推奨により江戸時代から養蚕業が栄え、明治以降に生産された生糸は海外でも珍重されました。特に南陽市の宮内と漆山の両地区は「娘3人で蔵が建つ」と言われたほど、製糸工場で働く若い女性たちの出入りで大いににぎわったようです。

続・レトロやまがた再発見/(50)南陽市交流プラザ 蔵楽(くらら)(南陽市宮内)
山形歴史たてもの研究会
小林 和彦