徹底して山形に密着したフリーペーパー

やまがたの中食(なかしょく)戦線異状あり!

2008年1月25日
 やまコミ新人編集部員の安斎妙子です。やまコミがある山形市南栄町3は中心街からは離れていますが、それでも周囲にはファミリーレストランとか、コンビニエンスストアとか、持ち帰り弁当店とかが近くにあって、私のランチも選択枝は十分。でも、もっと離れたところにある会社の人たちのランチはどうなっているのかしら? 偵察を敢行しましたーー。
やまがたの中食(なかしょく)戦線異状あり!
Not Quiet on the Yamagatan Front.
 まず潜入したのが職員2000人を擁する山形市松波2の山形県庁。午前10時を過ぎたあたりから、地下1階のエレベーターホール前に謎の集団が続々と集結してきます。

県庁に謎の集団が!

 彼らが両手に抱えているのは「番重(ばんじゅう)」と呼ばれるプラスチック製の運搬容器。それぞれの中をのぞいてみると、お弁当、おにぎり、サンドイッチなど。そう、謎の集団は県庁職員の胃袋を満たすランチの宅配業者だったのです。

職員が「押すな押すな」

 それぞれのホール前の場所はあらかじめ決まっているのか、手際よく午前11時前には配置を完了、上部階からのエレベーターの到着を待ちます。
 そして午前11時過ぎ――。さほど広くないホール前には県庁職員がひっきりなしにやって来て、押すな押すな状態。この光景が正午まで続きます。

急成長する「中食」

 こうした昼食は「中食(なかしょく)」と呼ばれるそうです。家庭で食べる「内食」、外で食べる「外食」の中間に位置づけられ、持ち帰りや、宅配といったジャンルの食事形態を指します。
 女性の社会進出などで全国でも山形でも「内食」の割合は低下していて、「内食」を奪う形で急成長してきた「外食」も最近は頭打ちに。低迷する「内食」「外食」を尻目に急成長しているのが「中食」なんですって。

「内食」「外食」は低迷

 実際に買いに来た県庁職員の方に話を聞いて見ました。
 「1階には食堂もあるけど、上司と鉢合わせになると面倒くさいから」(40歳台ぐらいのオジサン)
 「仕事が忙しくて。(県庁の)外に出て食べたり、買ってくるのも面倒」(私ぐらいの女の人)
 「安いから」(オバサン)――だそうです。
 そもそも県庁で働いている人って、奥さんや旦那さんも県庁で働いているケースが多いとかで、お弁当持参の人は少数派なんですって。

戦場は地下1階

 県管財課に話をうかがうと、以前はそれぞれの業者が各フロアを営業していたそうですが、「仕事に支障をきたす」との理由で1年前からフロアへの出入りを禁止し、地下1階での営業に限定したそうです。それでも「中食」へのニーズは高いというのが偵察結果でした。