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続・レトロやまがた再発見/(47)「ブティック・ココ」 (旧東根郵便局)

2013年9月13日
 かつての郵便局が今の時代にブティックに衣替わり――。一般に蒼古(そうこ)としたイメージの郵便局とお洒落なブティックとではミスマッチ感がありますが、旧東根郵便局のハイカラな外観を見ると誰もが納得されることでしょう。この郵便局は東根市旧市街の商店街が賑わっていた時代を象徴する建物として異彩を放っています。
続・レトロやまがた再発見/(47)「ブティック・ココ」 (旧東根郵便局)

 構造は木造モルタル造り。昭和初期に山形市立第一小をはじめ県内各地で鉄筋コンクリート造りの建物が誕生していることを考えると大正末期の建造と思われます。2階には和室も設けられ、外観にも一部和風デザインが施されています。
 郵便局としては昭和60年を最後に役目を終え、以後は雑貨店などを経て、現在は店舗として、また県内外のショッピングセンターのブティックに婦人服を配送する拠点となっています。

続・レトロやまがた再発見/(47)「ブティック・ココ」 (旧東根郵便局)
 周辺には東根市のシンボル「日本一の大ケヤキ」をはじめ、史跡や豪壮な土蔵屋敷などの観光スポットも多く、散策ついでにこの建物の前で立ち止まり、往時の東根旧市街の繁栄に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

山形歴史たてもの研究会
小林 和彦