徹底して山形に密着したフリーペーパー

スポーツクラブ、競争時代へ/山形市中心部 コース多様に、料金も低下

2006年9月22日
 山形市中心部でスポーツクラブ間の競争が激化している。これまでは山交ビル内の「トップロード」だけに限られていたが、6月に業界大手の「ルネサンス」(東京)がJR山形駅前に進出、さらに山形徳洲会病院も来年夏に清住町の敷地内にメディカルスポーツセンターをオープンさせる計画だ。競争によりコースやサービスの充実、料金の低下が進めば市民にとりフィットネスがより身近な存在になりそうだ。
スポーツクラブ、競争時代へ/山形市中心部 コース多様に、料金も低下
来年夏、新施設オープン 山形徳洲会

 新規参入を予定している山形徳洲会病院の計画は、現在は駐車場に使っている1500平方メートルの敷地に4階建ての施設を建設する。1階は20メートルのプールや温泉、2階はマシンエクササイズやスタジオ、3階はフットサルやゲートボールなどが行える多目的コート、4階はランニングコースをそれぞれ整備する。
 施設の延べ床面積は2918平方メートル。11月に着工し、来年7月の完成を目指している。事業費は約6億円。
スポーツクラブ、競争時代へ/山形市中心部 コース多様に、料金も低下
  計画を立案し、モンテディオ山形のチームドクターも務める同病院の大沼寧整形外科部長(写真)は「生活習慣病の予防などにスポーツの効果が高いことは証明されているが、専門医を置くなど適切なメディカルサポートがあるスポーツ施設は少ない。利用者に確実な運動効果をもたらす施設にするには病院が運営するのが最適と考えた」と話す。
 施設は病気の予防・治療を考えている人から本格的なトレーニングを望む健康な人まで幅広い層のニーズに対応し、利用者が運動を長く継続できるような運営を目指していく。メディカルスーポーツセンターを併設するのは全国の徳洲会病院の中で山形が初めて。 
 病院への波及効果も見込めるため、メディカル併設の施設ながら月会費は7000円前後と低めに設定できるはずという。
スポーツクラブ、競争時代へ/山形市中心部 コース多様に、料金も低下
ルネサンス 会員3000人獲得目指す
 
 6月に山形に初進出したルネサンスは、コナミ・スポーツ&ライフ(東京・品川)、セントラルスポーツに続く業界3番手。2009年3月期に施設数120カ所、売上高520億円を目指す計画を発表している。
 山形の施設は2階建てで述べ床面積は3800平方メートル。全国展開で蓄積した豊富なノウハウを武器にしており、月会費は7000円から9000円。これまでに獲得した会員は2000人超と同社としてはやや遅いペースだが、当面は3000人獲得に向け中高年などを狙いにPRを本格化させていく計画だ。
 青田雅彦マネジャーは「山形徳洲会の参入で競争はますます激化するが、互いに切磋琢磨していけばマーケットが広がる効果も期待できる」と話す。
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トップロード 危機感強める
   
 「トップロード」は20年近い老舗で、運営しているのはビルの所有者でもある不動産業のヤマコー。ルネサンス参入に備えて月額料金の引き下げのほか、新たな割安コースを設定したりと防戦に懸命。皆川清彦営業部長は「まだ目立った影響は出ていないが、今後は不透明」と危機感を募らせている。