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続・レトロやまがた再発見/(38)蔵のひろば(朝日町)

2012年12月14日
 リンゴとワインで有名な朝日町の中心街が宮宿。周辺には豪壮な土蔵がいくつか見受けられますが、その中の古い2棟の土蔵を改修し、観光と憩いの場として2年前にオープンしたのが「蔵のひろば」です。
続・レトロやまがた再発見/(38)蔵のひろば(朝日町)

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 2棟のうちのひとつが町総合観光案内所「あさひ旅のココロ館」(写真右)。この蔵のもともとの所有者は味噌の醸造で栄えた豪商で、建てられたのは江戸末期。
 140年の風雪を経ても柱や梁は栗などの頑丈な材質でつくられており、重厚な雰囲気は改修後も当時のままです。
 現在は町内外の観光情報の提供のほかギャラリーとしての機能も備え、レンタサイクルの貸し出しも行っています。
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 写真左は「カフェ蔵」と呼ばれるレストランを兼ねた喫茶店で、この地からやや離れた場所にあった築100年ほどの土蔵を移築しました。
 町の指定管理者として地元の女性グループが地元産の野菜を使った料理や飲み物を提供しています。

続・レトロやまがた再発見/(38)蔵のひろば(朝日町)

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 2つの施設は土蔵らしい雰囲気を醸(かも)し出しながら立派に現代的施設として活用され、新たな観光スポットとしてにぎわいをみせています。

山形歴史たてもの研究会
小林 和彦