(13)株式会社 丸十大屋
2008年5月9日
山形市は蔵造りの建物が多いことが特色で、今も店舗として使われている店蔵がいくつかありますが、本格的な店蔵の構えがあるのは丸十大屋だけかもしれません。
道路に面した部分には列柱が並び、内側の連子格子の窓との間はアーケード状になっています。そこには今で言う防火シャッターの役割がある装置まで組み込まれています。
創建の当初から店舗としての使用を見込んでいた造りですが、実際には商品の保管蔵として使われ、店蔵として利用されたことはなかったようです。
丸十大屋は江戸時代には紅花を京都方面に出荷し、塩や反物、布団地などを持ち帰るという「紅花商人」でした。明治以降は絹や桜桃の植林などの商いに転換し、明治中期からは味噌造り、大正期からは醤油醸造を始めて現在に至っています。
建造は天保15年(1844年)。明治以前の建物は寺社建築も含めて市内では希で、貴重な歴史的建造物といえます。
創建の当初から店舗としての使用を見込んでいた造りですが、実際には商品の保管蔵として使われ、店蔵として利用されたことはなかったようです。
丸十大屋は江戸時代には紅花を京都方面に出荷し、塩や反物、布団地などを持ち帰るという「紅花商人」でした。明治以降は絹や桜桃の植林などの商いに転換し、明治中期からは味噌造り、大正期からは醤油醸造を始めて現在に至っています。
建造は天保15年(1844年)。明治以前の建物は寺社建築も含めて市内では希で、貴重な歴史的建造物といえます。
土蔵造りであるだけに重量感があるだけでなく、時代を感じさせる町屋風の瀟洒(しょうしゃ)な意匠や幟状の立看板も目を引きます。平成9年には「山形市まちなみデザイン賞」を受賞しています。
《山形歴史たてもの研究会/小林和彦》
株式会社 丸十大屋
山形市十日町3−10−1
