きらやか銀行 頭取 粟野 学 氏
若さを生かし組織を進化
——誰もが「次の頭取」とみてましたけど、こんなに早まるとは思いませんでした(笑)。
若返りでトップ就任
「きらやか銀が誕生して7日で1年になりましたが、店舗の統廃合などが計画を上回るペースで進んだ反面、エネルギーを合併に伴う内向きのものに費やされて赤字を計上し、皆様にご心配をおかけしてしまいました」
「人心一新の狙いから澤井誠介会長と長谷川憲治頭取が退いたほか、7人いた取締役のうち私ともう1人を除く全員が退任しました。それで『経営の若返りを図るから後はお前がやれ』と」
——いつごろ言われたんですか。
「……。言っていいのかな」
——時効ですよ(笑)。
「去年の12月末に打診があって、悩んだ挙句、年明けの1月中旬にお受けすることにしました。赤字とか早期退職の実施、不祥事と、暗い材料をあげつらえばキリがなかったけど、それらを解決していく毎日を『大変』と思うか、『充実している』と思うか。後者を選びました」
——以前に比べて白髪、増えてません?
経営にスピード感を
「前は染めてたの(笑)。でも全国の地銀、第二地銀の中で最年少クラスの頭取になっちゃったから、白髪のままの方が多少は貫禄がついて見られるかなと。私だけじゃなくて全行的に若返りが進んだ結果、39歳の支店長もいるんですよ」
「こうした若さを全面に出してスピード感のある経営を目指し、組織を進化させていきたい。行員に向けてはこれまでの行動・発想パターンを切り替え、新しいことにチャレンジしてもらいたい。それによって新しい『きらやか銀行』を築いていくのだから」
中小零細企業と共に
——1年半前のうちの事務所開きの時、粟野サンが「雪漫々」差し入れてくれて、涙が出るほど嬉しかったです。
「旧しあわせも旧殖産も無尽会社がルーツで、中小企業や零細企業と支え合ってきたから。この原点に立ち返り、『(中小・零細企業が多い)地域を応援する金融機関』をコンセプトに打ち出していくつもりです」
コンセプトは地域応援
「定期預金も地域応援シリーズを投入していく計画です。第一弾のモンテディオ山形を応援する商品が好評で、1ヶ月足らずで販売額は50億円を超えました。販売開始以来、モンテが負けなしなのも嬉しい」
——モンテもですけど、きらやか銀と新頭取、ホントに応援してます。


