徹底して山形に密着したフリーペーパー

きらやか銀行 頭取 粟野 学 氏

2008年5月9日
粟野 学(あわの・まなぶ) 1956年(昭和31年)山形市生まれ。山形東高から仙台二高に編入後、東北大法学部卒。79年に旧山形相互銀行(旧山形しあわせ銀行)入行、取締役総合企画部長、専務を経て、2007年に旧山形しあわせ銀行が旧殖産銀行と合併して誕生したきらやか銀行の専務。4月1日から現職。52歳。
きらやか銀行 頭取 粟野 学 氏

若さを生かし組織を進化

——誰もが「次の頭取」とみてましたけど、こんなに早まるとは思いませんでした(笑)。

若返りでトップ就任

 「きらやか銀が誕生して7日で1年になりましたが、店舗の統廃合などが計画を上回るペースで進んだ反面、エネルギーを合併に伴う内向きのものに費やされて赤字を計上し、皆様にご心配をおかけしてしまいました」
 「人心一新の狙いから澤井誠介会長と長谷川憲治頭取が退いたほか、7人いた取締役のうち私ともう1人を除く全員が退任しました。それで『経営の若返りを図るから後はお前がやれ』と」

——いつごろ言われたんですか。

 「……。言っていいのかな」

——時効ですよ(笑)。

 「去年の12月末に打診があって、悩んだ挙句、年明けの1月中旬にお受けすることにしました。赤字とか早期退職の実施、不祥事と、暗い材料をあげつらえばキリがなかったけど、それらを解決していく毎日を『大変』と思うか、『充実している』と思うか。後者を選びました」

——以前に比べて白髪、増えてません?

経営にスピード感を

 「前は染めてたの(笑)。でも全国の地銀、第二地銀の中で最年少クラスの頭取になっちゃったから、白髪のままの方が多少は貫禄がついて見られるかなと。私だけじゃなくて全行的に若返りが進んだ結果、39歳の支店長もいるんですよ」
 「こうした若さを全面に出してスピード感のある経営を目指し、組織を進化させていきたい。行員に向けてはこれまでの行動・発想パターンを切り替え、新しいことにチャレンジしてもらいたい。それによって新しい『きらやか銀行』を築いていくのだから」

中小零細企業と共に

——1年半前のうちの事務所開きの時、粟野サンが「雪漫々」差し入れてくれて、涙が出るほど嬉しかったです。

 「旧しあわせも旧殖産も無尽会社がルーツで、中小企業や零細企業と支え合ってきたから。この原点に立ち返り、『(中小・零細企業が多い)地域を応援する金融機関』をコンセプトに打ち出していくつもりです」

コンセプトは地域応援

 「定期預金も地域応援シリーズを投入していく計画です。第一弾のモンテディオ山形を応援する商品が好評で、1ヶ月足らずで販売額は50億円を超えました。販売開始以来、モンテが負けなしなのも嬉しい」

——モンテもですけど、きらやか銀と新頭取、ホントに応援してます。