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続・レトロやまがた再発見/(30)二連アーチの堅磐橋(かきわばし)

2012年4月27日
 橋脚がアーチ状の橋は水面に映ると上下一体の円形になるため通称「めがね橋」と呼ばれ、山形県内には明治前期に築造された石造りのめがね橋が13カ所に現存しています。
続・レトロやまがた再発見/(30)二連アーチの堅磐橋(かきわばし)

そのうち4カ所が上山市に集中しており、いずれも市の文化財に指定されていますが、この堅磐橋は県内唯一の二連アーチなので特に強い印象を与えています。
 堅磐橋は山形県の初代県令を務めた三島通庸(みしまみちつね)の命により、上山の中心街に流れ下る前川と街道が交差する地点に地元の凝灰岩を切り出して架けられました。竣工は明治11年3月で、英国人旅行家のイザベラ・バードも同年7月にこの橋を渡っています。

続・レトロやまがた再発見/(30)二連アーチの堅磐橋(かきわばし)
 アーチの高さは3.1メートルあり、文明開化を象徴する建造物として一大名所になりました。近くには茶店が開かれるなど旅人たちで賑わいましたが、国道が移設された後は人の往来も少なくなり、今は周囲の風景に調和しながらひっそりと佇んでいます。

山形歴史たてもの研究会
小林 和彦

続・レトロやまがた再発見/(30)二連アーチの堅磐橋(かきわばし)

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