芸能人でなくても歯は命/電動歯ブラシのABC
今の主流は音波ブラシ
電動歯ブラシが登場したのは1960年代前半で、もともとは高齢者や身体に障害のある人向けに開発されました。
最初のタイプは「高速運動電動歯ブラシ」、次に2000年あたりから「超音波歯ブラシ」が現れ、現在は携帯型ポケットタイプの音波歯ブラシが主流です。
様々な製品が…。
現在の主流である「音波歯ブラシ」は毎分約3万回の音波振動を発生させ、これによって生じる細かな力強い水流とともに歯垢(しせき)を除去するのが特徴です。
主要メーカーはパナソニック、フィリップス、ブラウン、オムロンなどで、価格も2千円台から2万円を越すものまで様々あります。
歯肉マッサージ効果も
近年は歯垢の除去だけでなく歯肉の血流を良くして、マッサージ効果が期待できるタイプも登場しています。電動歯ブラシのマッサージ効果により唾液の分泌が促進されるという報告もあります。
使用・購入をお考えの方はお近くの歯科医院でどんなタイプがいいのか相談されるのがいいでしょう。
使い方が大切
電動歯ブラシは歯ブラシをうまく動かせない方、ブラシ圧の加減が分からない方、忙しい方などのほか、高齢者、矯正歯科や歯周病などを治療中の方々にお勧めですが、「99%の歯垢除去率」などとうたっていても使い方が大事です。
ある調査では手動の方が電動より歯垢の除去効果が高いという報告もあります。つまり使っていることで満足するのではなく、使いこなすことが大切です。
政宗デンタルクリニック院長 中山伊知郎(なかやま・いちろう)
2006年東北大学歯学部卒業。東北大学歯学部病院口腔外科、金沢大学医学部附属病院歯科口腔外科などを経て10年から現職。


