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続・レトロやまがた再発見/(26)金山町の日輪舎(にちりんしゃ)

2011年11月25日
 こんなユニークな形の学校だと、勉強嫌いの子どもたちもきっとワクワクすることでしょう。そう、この建物は教育施設で、戦前はここで多くの青少年たちが学びました。
続・レトロやまがた再発見/(26)金山町の日輪舎(にちりんしゃ)

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 この建物は戦時中、満州開拓に向かう青少年の農業訓練のための教室兼寄宿舎でした。当時は同様の目的で全国各地に「日輪
舎」「日輪兵舎」と呼ばれた円形の建物が建てられました。
 茨城県内原が有名です多、金山町で建設に従事した人たちは内原を上回る日本一大きい日輪舎を建てようと意気込んだそうです。
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 完成したのは昭和18年。当時の日本は「四角四面」の考え方が支配していましたが、こんな丸っこい斬新なデザインの校舎がこの山形の人里離れた所に建てられたのは驚きです。

続・レトロやまがた再発見/(26)金山町の日輪舎(にちりんしゃ)
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  戦後しばらくは農業の作業小屋として、今ではイベントや農業体験などに使われていますが、激動の昭和史を物語るうえでも極めて貴重な建物になっています。

山形歴史たてもの研究会 小林 和彦 さん