ネパールレストラン「ネワブトゥ」店主 ラクシミー シャンカル マナンダー氏
故郷ネパール
山形で発見
――
――何で山形に来たんだっけ?
山形で故郷を発見
「18歳でネパールから東京に来て、六本木で働いてたんだけど、そこで山形出身の友達ができて、山形に遊びに来たらハマってしまった(笑)。暗い部屋で石を投げたら偶然当たった。それが山形だった」
―― 文学的な表現だね。どこにハマったの?
「周りが山に囲まれて、ネパールにそっくり。東京は人が多くて、騒々しくて…。山形はのんびりしてて、人も優しい。ここで商売してみようかと。四国出身の奥さんからは『何で人口少ない山形で商売するのよ』って怒られてるけど、もう始めちゃったから」
――奥さんとはどこで知り合ったの?
「山形。焼き鳥屋で逆ナンされた(笑)」
山形、時間にルーズ?
――山形、ヘンなところもない?
「時間守らないネ。5時にパーティーやるって決めても、みんな遅刻して始まるのは6時とか。のんびりしてるのはいいけど、チョットのんびりしすぎ。でもネパール、もっとのんびり(笑)」
――ゴメン、ネパールって首都がカトマンズってことぐらいしか知りません。
「お釈迦サマが生まれた国。ヒマラヤ山脈のふもとにあって、農業が盛んなんだけど、サファリとか観光も有名」
――一般にカレーといえばインドっていうイメージがあるけど。
「インドのカレーはこってり、ネパールのカレーはあっさり。だからインドのカレーは毎日食べるとしんどいけど、ネパールのカレーは大丈夫」
本格的ネパール料理
――俺、カレーにはうるさくて、ここの鶏肉の辛いカレー大好きなんだけど、山形じゃウケないと思うよ(苦笑)
「あんまり儲からないネ。でも本格的なネパールの家庭料理を出すのは東北ではここだけ。ビールとか米、香辛料は毎月ネパールから送ってもらってる。だから味には自信ある。日本人のカレー屋あるけど、それはボクがスシ握るのと同じヨ」
生活をエンジョイ
「そんなに儲からなくてもソバ食べたり、温泉入ったり、ちょっと車でキャンプに行ったりで、生活が楽しい。仲間も大勢できて、芋煮会だってやってる」
――客がいない時、店で演歌流して聴いてるもんね
「カラオケ、よく行く。持ち歌はハマショー(注・浜田省吾)の『もうひとつの土曜日』とか」
――つくづく怪しい異邦人だね(苦笑)
